実技試験対策(小学校)入門編~実技試験とは?教採初心者必見の手引き書~

教員採用試験の勉強法「実技試験」

教員採用試験(小学校)の受験生を悩ませる試験のひとつが「実技試験」です。

受験生を悩ませる理由は

  • 採点基準がはっきりしない
  • 実技試験対策をしている予備校がない
  • 練習場所の確保が難しい

などが挙げられます。

本サイトでは、そんな「実技試験対策」に対する疑問や不安を解消し、自信を持って対策を進められるよう、実技試験の内容や対策方法についてご紹介します。

まず、この記事では「入門編」として

教員採用試験「実技試験(小学校)」の内容

について説明します.

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2018年10月17日



教員採用試験「実技試験」とは何か

教員採用試験(小学校)の実技試験とは

実際に小学校で教える種目や課題について、基本的な知識や実演能力の有無を判断する試験

です。

形式は、他の試験のような筆記試験ではなく、課された種目や課題を実演します。

なので、受験者は出される可能性のある種目や課題を正しく実演できるように準備しなければなりません。

 

ピアノ?水泳?・・・「実技試験」の種目や課題は何がある?

では、実際に教員採用試験(小学校)「実技試験」では、どのような種目や課題が課されるのかを紹介します。

音楽

楽器演奏

ピアノ、リコーダーを中心に楽器を演奏します。

基本はピアノ演奏であることが多いです。

自治体によって事前に演奏楽器を指定されることもあれば、自分で準備をすることを条件にピアノ以外の演奏も可能(自分で選択)とする自治体もあります。

歌唱

基本、ひとりで歌います。

ピアノ伴奏が付くこともあれば、伴奏なしで歌うこともあります。

曲の指定についても、事前に複数の課題曲が提示され、その中から当日に歌う曲を指定されることが多いようです。

ピアノの弾き歌い

ピアノを弾きながら歌います。

最近減少傾向にありますが、ひと昔前は定番の試験課題でした。

曲については、要項や1次試験の際に複数の課題曲がいくつか提示され、その中から当日に弾き歌いする曲を指定されることが多いようです。

体育

水泳

クロールや平泳ぎで25m泳ぎ切ることを課されるケースが多いです。

どちらかを指定されることもあれば、25mを泳ぎ切るなら「泳ぎ方は自由」とされる場合もあります。

ひとりずつではなく、コース分の人数で一斉に泳ぎます。

水着は地味であれば問題ありませんが、水泳キャップとゴーグルの準備は忘れないようにしましょう。

器械運動

マットや跳び箱など、基本的な器械運動が課される場合があります。

特にマットは「前転・後転・開脚全後転・側方倒立回転(側転)」あたりはよく問われます。

運動にふさわしい恰好(ジャージ)や体育館用シューズ(ランニングシューズ)の準備が必要です。

球技

バスケットボールやサッカーなど、小学校の授業で行いうる球技に関する基本的な動きを課される場合があります。

試合形式ではなく、特定の動きを実演するような方法です。

運動にふさわしい恰好(ジャージ)や体育館用シューズ(ランニングシューズ)の準備が必要です。

ダンス(創作含む)

最近増えてきているようです。

初めに音楽を聴かされ、それに合わせてグループで創作ダンスをする自治体もあります。

運動にふさわしい恰好(ジャージ)や体育館用シューズ(ランニングシューズ)の準備が必要です。

その他

鉄棒、体ほぐし運動、ハードル走・・・など、小学校で扱いうる種目や課題については何を問われてもおかしくはないです。

図画工作

時間が掛かるからか、最近は図画工作を実技試験で課す自治体は減少傾向にあります。

スケッチ・デッサン

鉛筆を使って自分の手や、特定の物をスケッチしたりデッサンしたりする試験です。

自治体によって長さが違いますが、制限時間があります。

粘土工作

粘土で特定の物を製作したり、抽象的な課題を課されて自由に創作したりします。

鉛筆を使ったスケッチ、デッサン、粘土工作など実際に現場で教えうる課題が課されます。



実技試験は「レベルの高さ」よりも「基本の理解と実践」が大切

教員採用試験(小学校)の実技試験は

「レベルの高さ」を披露するより、「基本の理解とその実践力」を試験官に伝えること

が大切です。

例えば、ピアノの演奏試験で「自由課題」だった場合。

難しい「となりのトトロの主題歌」をプロ並に演奏しても、小学校唱歌である「ふじ山」を人並みに演奏しても、合否に影響はありません。

実際に筆者は「ふじ山」を演奏し、筆者の前の方は「となりのトトロの主題歌」を演奏しました。前の方の演奏はメチャクチャ上手で圧倒されましたし、その後の筆者の演奏があまりにショボかったので、自信を無くしました。

しかし、結果は筆者が合格で、前の方が不合格でした。

ココで、注目してほしいのは、メチャクチャ上手に演奏された方が不合格になったことではなく

地味な人並みの演奏でも合格できる

ということです。

つまり、求められているコトはレベルの高さではなく、教師として教える場合に子どもたちに伝えるべきことを正確に実践することなのです。

それさえできていれば、実演に「スゴさ」がなくても「合格点」を取ることができます。

水泳で言えば「速さ」よりも「正しい泳ぎ方」ができていることが大切です。



出題種目や課題は自治体によって違うので確認をしよう

 

出題種目や課題については

必ず過去3~5年に課された内容を確認し、それに合わせて準備をしましょう

おおよそ、先述のどれかを2~3種目課されます。

自治体によってはひとつのこともあれば、3種類以上の種目や課題を課す自治体もあります。

種目や課題は自治体によって傾向がハッキリと出ています。

また、自治体も予告なしに傾向を外し、受験生をふるいに掛けるようなこともしてきません。

必ず過去3~5年に課された内容を確認し、それに合わせて準備をしましょう。

 

まとめ:早いうちに希望自治体の傾向を確認し、対策をすすめよう

以上、教員採用試験の「小学校・実技試験」の内容についてお伝えしました。

おおよそどのようなコトが問われるのかを理解いただけましたでしょうか。

全国的に見ると、実に多種多様なコトを問われています。しかし、実際に皆さんが準備すべきことは、これらのなかの数種類です。

早いうちから、希望自治体で課される種目や課題を確認し、自分の力量と合わせて対策の計画を立てることが大切です。筆者も超初心者の段階から、平泳ぎとピアノ演奏は半年かけて練習をしました。

頑張ってくださいね。

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