この記事では、ブログ記事で「目次」を入れるメリット&デメリットの説明に加えて、WordPressで作成したブログ記事に「目次」を簡単に作れる便利なプラグインソフトについて紹介します。
目次
ブログ記事の「目次」とは?
ブログ記事を見ていると、このようなものを見ることはありませんか?
これがブログ記事でいう「目次」です。
良く似たものに「サイトマップ」があります。
「サイトマップ」と「目次」の違いは、簡単に言うと以下のように説明できます。
- サイトマップ…サイト内の構成を「カテゴリー別」などに分類して簡潔に明示したもの。
読みたいカテゴリーの記事を集めたページへ移動できるものが多い。 - 目次…ひとつの記事内の構成を、「見出し」を中心に書かれている順番で簡潔に明示したもの。
基本的にブログ記事内の「見出し」(h1,h2…)を元にしている。目次から記事内の該当箇所へ移動できるものが多い。
ブログ記事の中に「目次」を作るメリット
実際に「目次」を入れているブログは良く見られます。
ブログ運営期間が長く、情報量が豊富なブログであればあるほど、「目次」を入れられていることが多いように思います。
ブログの記事内に「目次」を入れるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
大まかな記事の内容を読者に伝えられる
特に文字量の多い記事になると、記事に以下のような特徴が生じるようになります。
- 記事タイトルに関する情報量が多い。
- 記事タイトルに関わる内容の補助説明が多く含まれる。
- 記事タイトルに関わる紹介情報が多い(「〇〇ベスト50」など)
この時、読者は文章量の多さに圧倒されて、即座に記事を去ってしまう場合があります。
学校の全校朝会などで「話が長い」と話題の校長先生が登壇して話をしだすと
と聞く気を無くします。
そんな時、話の始めに「これからどのような話をするのか」を簡潔に伝えてもらうと、少しは聞く気になりますよね。
同じように、情報量の多い記事の中に「目次」を入れることで、「記事の中に何が書かれているのか」を読者に明示します。
すると読者は、これから読もうとしている記事に書かれている内容を大まかにイメージしながら読むことができるのです。
長い記事の中で「読みたい部分に瞬間移動」できる
多くの「目次」はブログの「見出し」を元にしていて、その「見出し」にページ内リンクを張っています。なので、読者は自分が読みたい部分に即移動して記事を読むことができます。
記事内を「瞬間移動」できると、以下のようなケースで読者にメリットがあります。
メリット1
得たい情報がかなりハッキリしていると、読者が必要としている情報は、長い記事の中でほんの一部分の可能性があります。その場合、長い記事の中に自分が欲しい情報が載っている部分だけ読むことができる。
メリット2
何らかの事情で、記事を読んでいる途中でページから離脱した場合、戻ってきてまたイチから読み直したり、スクロールして続きを探すことなく、続きから読むことができるようになる。
記事の見栄えが良くなる
訪れた記事の情報量が膨大であることは、読者にとって大きなメリットです。
しかし、単に文字だけがズラッと並んでいるのではなく「目次」が最初にあると「読者にやさしい記事だな」と思ってもらえる場合があります。
それに加えて、キッチリと整理された目次が冒頭にあると記事の見栄えが良くなります。
そういった読者への配慮は、その記事だけでなく、記事を含むサイト全体への好感度をアップさせ、信頼を得るきっかけになります。
「目次」を自動で作れるWordPressプラグインソフト
ブログ記事に「目次」を作るメリットを考えると、「目次」の必要性をお分かりいただけたかと思います。
しかし、「目次」を自分で作るのは手の掛かる作業になります。特に記事内にリンクを張る作業は、初心者にはかなり高いハードルです。
そこで今回は、WordPressでブログ記事を作成している方を対象に、「目次」を簡単に作れるプラグインソフトをご紹介します。
インターネットで「WP 目次 プラグイン」と検索すると、主にこの2つのプラグインソフトの名前が出てきます。
- Easy Table of Contents
- Table of Contents Plus
実際に、WPユーザにはこの2つのプラグインソフトが主に使われているようです。
名前がとても似ていますので、便宜上ここからは
- Easy Table of Contents=「Easy…」
- Table of Contents Plus=「…Plus」
と表現して、これらのプラグインソフトについて説明したいと思います。
目次自動生成プラグイン「Easy…」と「…Plus」の共通点と違い
名前がとても似ている「Easy…」と「…Plus」ですが、その仕様も似ています。
設定画面もそっくりです。
どちらを使っても、基本的な仕様は変わりませんので、安心して使ってもらえるはずです。
- 記事の見出しを使って目次を自動で作ってくれる。
- 見出しのどの階層(h1~h6)を目次にするかは選択ができる。
- 目次の「表示⇔非表示」を簡単にできるように作成される。
- 目次の文字・枠・枠内の背景などの細かい設定ができる
- 自動で目次の頭に通し番号を振ることができる。
- 「Easy…」は、目次の挿入をブログ毎のページで選択できる。
- 「Easy…」は、細かい設定にもブログのページごとに設定できる。
- 「…Plus」は、「階層が〇コ以上の場合に自動生成」という形で記事自動生成の有無を区別できる。
- 「…Plus」は、プラグイン設定画面からページ指定などをして目次の有無を選択できる。
- 「…Plus」は2年前からバージョンの更新が止まっている(2018年5月7日現在)ので、現在のWPバージョンでのテストがされていない。
- 「Easy…」は現在もバージョンの更新がされている。
テーマとの相性で目次に「点」が入る“バグ”あり
WPを使う分には、基本的に大きな不具合は無いようです。
しかし、一部の「テーマ」との組み合わせでは、相性の関係で不具合が発生しているようです。
少なくともSAIRANが使っている
OPENCAGEの「スワロー」 と 「Easy Table of Contents」
の組み合わせでは不具合が出ています。
この不具合の詳細と対処法については、以下のページを参照してください。
「目次」でブログ記事の「利便性と価値」を高めよう
いかがでしたか。
ブログの記事内に「目次」を自分で作るのはなかなか大変な作業になります。
しかし「Easy…」や「…Plus」のように、目次を自動生成してくれるソフトがあれば、記事を書くのと同時に「目次」が作成されるので、とても便利です。
見た目が良く、便利な「目次」を設置するだけで、ユーザーである読者にとっての「利便性」がアップします。「利便性」のアップは記事そのものの「価値」をアップさせることに繋がります。
ぜひ「目次」を設置して、皆さんのブログの「利便性と価値」を高めてください。