今回は、教員採用試験対策を進める上で誰もが見聞きする「合格体験記」や「受験指導のプロからのアドバイス」の活かし方についてお話します。
必死に取り組んでもなかなか成果が出ない・・・
そんな人は、自分のやり方にこだわらず、成功した人やアドバイスしてくれた人の意見に耳を傾けることが大切です。
しかし、成功者やプロのやり方をそのまま受け入れて試験対策をマネゴトで進めることも良くありません。
ではどのように受け入れていくべきなのでしょうか、一緒に考えていきましょう。
目次
体験記やアドバイスは「自分を変えるキッカケ」になる
合格体験記や受験指導のプロによるアドバイスは自分を変えるキッカケになります。
「教員採用試験に絶対に合格したい!」
そう思うからこそ、多くの教採受験者は、合格体験記を読んだり合格者のアドバイスを聞いたりします。また、こ本記事のようなブログを読んだり、教採対策に長けた人から指導を受けたりする人もいます。
これは間違いありません。
私も、面接から論作文まで、3名の教採試験を熟知する方に指導してもらい、アドバイスをもらいました。また、多くの合格体験記を聞いたり読んだりしました。
それぞれに参考になる点があり、私の教採合格に大きな影響を与えてくださいました。
まずは、自分の考えややり方に固執せず、成功した人や専門家のアドバイスに耳を傾けることは、自分を変えるためには必要なことであることを理解しましょう。
体験記やアドバイスを「相手にしない」のも「そのまま受け入れる」のもダメ
逆に「誰の意見や経験も参考にしない」のも好ましくありません。
自分の考えややり方に固執してしまうと、万が一自分の考えややり方が間違っていれば、どう足掻いても合格できるはずがないからです。
しかし「合格体験記を読んだまま」「プロからのアドバイスを言われたまま」を受け入れるのもダメです。
なぜなら、教員採用試験の対策方法はひとつではなく、その中で自分と相性の良い方法と相性の悪い方法があるからです。
もし「合格体験記」や「プロからのアドバイス」であることを理由に、相性の悪い方法を受け入れてしまうと、それこそ不合格への道から抜け出すことは難しくなります。
実際のところ、読んだまま、言われた通りにやって合格する人はいます。誰の意見や経験も参考にせず合格する人もいます。
でも、それは偶然の合格だと考えるべきです。
たまたま、読んだまま、言われた通りのやり方が自分に合っていただけです。
「次の試験で絶対に合格したい」と思うのであれば、言われた通りにやるだけでは危険です。
1年でも早く合格するために、合格を偶然でなく必然にするために「合格体験記やアドバイスは聞いてもマネで終わらせてはならない」と意識してください。
受け入れる前に「考える」& 必要に応じて「自己流の+α」を
では、合格体験記やプロからのアドバイスをどのように受け入れていけばいいのでしょうか。
結論から申し上げますと
例えば、論作文対策ひとつとってみても、やり方は星の数ほどもありませんが、様々な方法があります。
そこで、合格体験記やプロからのアドバイスで知った勉強法が「自分に合ったやり方なのか」をまず考えてみましょう。
自分で考えに考え抜いた結果
「この本でやろう!」
「この学習会でやっていこう!」
「この人について行こう!」
であれば問題ありません。
何も考えずに
「合格した人がやっていたことだから・・・」
「あの塾長さんが言ってたことだから・・・」
「あそこの合格率は90%だから・・・」
と、丸のみしてしまうのと危険です。
丸飲みしてしまっている時点で試験対策が 「博打」 になっています。
丸飲みは危険な道を歩むのに等しいコトに気付いてください。
体験談やアドバイスの 「丸飲みがダメ」 な理由
なぜ、合格体験談やプロのアドバイスを丸飲してはいけないのでしょうか。
理由は以下の2つを挙げらることができます。
- 途中で自分のやり方に自信が持てなくなる
- 自分の特性に合っていない場合がある
途中で自分のやり方に自信が持てなくなる
体験記やアドバイスの「丸飲み」がダメな理由として「途中で自分のやり方に絶対的な自信が持てなくなる」コトが挙げられます。
聞いたことをそのまま受け入れてしまうと、自分のやり方に対する根拠が薄くなります。
そうなると、もし途中で成長していない自分を感じた時に不安が襲ってきます。
すると、教員採用試験対策に賭ける情熱に揺らぎが出てきます。
自分のやり方とは違う、周りのやり方が気になります。
直前になってやり方を変えてしまう・・・
モチベーションが下がる・・・
結果、合格率が下がってしまうのです。
自分の特性に合っていない場合がある
人には学習タイプがあるのはご存知ですか?
英単語ひとつ覚えるのでも
- 声に出して覚えるタイプ
- 書いて覚えるタイプ
- イメージしながら覚えるタイプ
などがあり、この学習タイプを間違えると、学習効率が落ちるそうです。
つまり、自分の特性、性格、傾向、置かれた状況など、総合的に考えて方法を選択するべきなのです。
心の底から「この方法でやっていくんだ!」と思えるようになるためにも、聞いたことをそのまま実践するのではなく、自分が選択した教採対策が「自分で考え抜いて出した結論」であることが大切です。
自分で考え抜いて選択した方法が、結果的に他人と同じやり方になることは構いません。
それはマネではなくて「偶然同じになっただけ」です。
自信を持って対策を進めていきましょう。
このブログも「丸飲みしてはいけない」…(汗)
「合格体験記やアドバイスは聞いてもマネで終わらせない」
これは教員採用試験を突破するためには、とても大切な考え方です。
こんなことを書くと、自らを否定することに繋がってしまうのですが、このブログに書かれているコトも、丸飲みしてはいけません。
「このブログのココは自分には合わないな…」
アリです。
そういったコトに気付けるのは素晴らしいと思います。
そうやって丸飲みにすることなく、ご自身オリジナルの対策方法を確立して下さい。
とい言いつつも、今後も本ブログを参考にしてもらえたら・・・と思います。
教員採用試験は「自分にとって正しい努力」ができれば、間違いなく合格できる試験です。
合格者やプロの指導者の言うことを素直に聞くことはとても大切な事ですが、常に「これで良いのか?」と疑問を持ち続けることも大切なのです。
頑張ってくださいね。