毎年不合格を食らっていて、合格できるイメージができなくなっている方…いませんか?
教員採用試験合格をあきらめてしまう前に、本記事を一読してください。そして、再スタートのキッカケにしてください。
目次
教採合格に必要なのは「勉強法」よりも「思考法」
「何で合格できないんだろう・・・」
「教員採用試験に合格できる勉強法を知りたい」
教員採用試験の合格を目指す受験生の共通した思いです。
特に、何度も不合格を食らっている人にとっては、知りたくて仕方がないですよね。私も、受験生時代は常に思い続けていました。
そこで質問ですが…
教員採用試験合格のために必要なことは「勉強法」よりも「思考法=考え方」という意識は持てていますか?
戦いに勝つには 「戦法」 よりも 「戦略」 のほうが大切なのを知っていましたか?
本記事では文章の読みやすさを優先して、以下の文中では「思考法」を「考え方」と表記して説明します。
合格体験記に書かれた 「勉強法」 はアテにならない
教員採用試験に限らず、受験生はどうしても「勉強法」に注目しがちです。
予備校のホームページなどに掲載されている合格体験記には、合格した人が実践してきた「勉強法」が書かれています。
しかし、掲載されている「勉強法」を自分も実践すれば合格するか…と言うと、決してそうではありません。
一発合格した人が「A予備校」に通っていたら、自分も「A予備校」に通えば合格するのでしょうか?
志望自治体をトップ合格した人が「参考書A」を使っていたのであれば、自分も「参考書A」を使えば合格するのでしょうか?
違いますよね?
- 受験する予定の自治体によって試験の傾向が違います。
- 人によって持っている力や能力には違いがあります。
- さらに「方法=勉強法」は人によって相性があります。
よって、力を入れるべきポイントは人によって違ってきます。
つまり、合格者の「勉強法」は参考になりますが、効果は未知数なのです。
「正しい考え方」が自らを「正しい勉強法」に導く
教員採用試験の合格率を限りなく100%に近づけるためには、自分に合った「正しい勉強法」を見出すことが必要です。
そして、自分に合った「正しい勉強法」を見出して実践するためには「正しい考え方」を持つことが大切です。
ココで言う「正しい考え方」とは、試験対策を進める中で課題や問題に直面した時に、より良い判断にたどり着けるようにする「考え方」のことです。
「正しい考え方」を持っていれば、自分が直面した課題に対してより良い「解決法=勉強法」を自分で考えることができるのです。
また「正しい考え方」を持っていれば、目の前にある「解決法=勉強法」が自分に必要かつ適切な「解決法=勉強法」なのかを自分で判断できます。
万が一、その選択が間違っていたとしても、途中で間違いに気くことができます。
そして、また考え直すことで、自分を正しい方向に軌道修正できます。
例えば、教職教養で使う参考書にはベストセラーがあります。しかし、そのベストセラーの「正しい使い方」は自分ならではの「使い方」になるはずであり、人によって微妙に違ってくるハズです。
そんな自分ならではの「使い方」を見出すためにも、「正しい考え方」が必要なのです。
つまり「正しい考え方」を持つことは、進む道を軌道修正しながら、確実に自分自身を成功に導くことにつながるのです。
自らを教員採用試験合格に導く「6つの思考法」
教員採用試験の合格に導く「思考法」にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、「1発合格&3府県3連勝」したSAIRANの経験を元に「6つの思考法」を紹介します。
- 弱点をつくらない
- ムダを覚悟する
- 準備と実践の両輪を意識する
- ひとりにならない
- 合格体験記やアドバイスは聞いても丸飲みしない
- 自分を信じる
弱点をつくらない
合格は1番も最下位も同じです。トップ合格(ホームラン)を狙うのではなく、合格ラインを超える(ヒット)の確率を上げることが大切です。
「得意な試験科目で苦手科目の埋め合わせ」を狙うのではなく、「どの試験科目も受験者平均はできるようにし、得意科目で差をつける」コトを狙う考え方を持ちましょう。
ムダを覚悟する
人間は機械ではありませんので、完璧を目指してはいけません。何事もムダが生じることは覚悟して試験対策を進めましょう。
例えば、購入して使っている参考書が自分に合わないと分かったら、購入に掛かった費用がムダになっても他の方法に変更するべきです。
また、入学した予備校が自分に合わないと感じたら、入学金や授業料などのムダを覚悟してでも、予備校の利用から撤退する覚悟が必要です。
準備と実践の両輪を意識する
何事も準備と実践の両輪が大切です。
例えば、教員採用試験における面接や討論対策において「実践練習」をするケースがあります。その「実践練習」までに準備をせずに臨む人が少なくありません。
その時々の最高の自分で実践練習に臨むことが最大の効果をもたらします。そためにも、実践練習前には準備を入念に行いましょう。その積み重ねが確実に実力をアップさせます。
ひとりにならない
教員採用試験はひとりでやっても合格するかもしれません。しかし合格率は下がります。
以下の3つの利点を満たすためにも、他人と交流しながら試験対策を進めることが大切です。
- 面接・討論・模擬試験対策を効率良く進められる
- 教員採用試験受験者のレベルが分かる
- 他人の存在が参考・刺激になる
合格体験記やアドバイスは聞いても丸飲みしない
自分のやり方に固執せず、成功した人やアドバイスしてくれた人の意見に耳を傾けることは大切です。しかし、そのまま成功者のやり方を受け入れて試験対策を丸飲み(そのままマネ)することは、教員採用試験を博打で受験するのと同じであると自覚しましょう。
常に自分で考えて活動することを心がけましょう。
自分を信じる
教員採用試験までの長い道のりの途中、結果がなか出なくても自分が考え抜いて「コレ」と決めたことを信じることが大切です。成長曲線のプラトーへの理解が役に立つでしょう。
また、教員採用試験の当日、それまで必死にやってきた自分の力を信じて試験に臨みましょう。各試験を完璧にこなす必要はありません。教員採用試験はボーダーラインを超えさえすれば合格できます。
「正しい思考法」から「正しい勉強法」を導き、教員採用試験を攻略しよう
他の記事にも書きましたが、教員採用試験は決して難関な試験ではありません。
よほど適性が無い限りは 「人並み+αの努力」 で合格できる試験です。
なかなか合格できない人は、ちょっとしたボタンの掛け違いから、抜け出せない迷路に入り込んでいる人がほとんどです。
まずは、そのボタンの掛け違いに気づきましょう。
そのためには、自分の「勉強法」、そして何より自分の「思考法」を疑いましょう。
もし、このブログ記事をキッカケに、掛け違ったボタンを修正され、教員採用試験合格を実現されることがあれば幸いです。
頑張ってください。
▼教員採用試験は難関試験でない…と主張する筆者の考えや理由について知りたい方はこちらの記事へ。
▼教員採用試験に受からない理由や原因とその解決方法について、より深く考えたい方はこちらの記事へ