教員採用試験に受からない「理由・原因」と「解決方法」はコレだ!

教員採用試験とは

毎年教員採用試験を受験しているけれども、なかなか受からない…そんな悩みを持つ人が少なくありません。

高校社会を始め、募集人数が少なくて高倍率の校種であればともかく、小学校など、募集人数が多く低倍率な校種でも同じような悩みを持つ方がいます。

今回は

教員採用試験に受からない人にありがちな「受からない理由や原因」と「その解決方法」

について、過去に出会った「受からない方々」の共通点をまとめてみました。

なかなか教員採用試験に受からない…と悩む方々が、ご自身の「受からない理由や原因」に気付き、次回の教員採用試験に向けた対策の指針にしてもらえれば幸いです。



教員採用試験に受からない「理由&原因」と「解決方法」

教員採用試験に受からない原因は大きく分けて5つあります。

具体的には

  1. 不合格の原因分析をしなかった
  2. 対策や勉強法=やり方に問題があった
  3. 時間が足らなかった
  4. 努力不足だった
  5. 教師に向いていない

の5つです。

以下、具体的に「解決方法」と一緒に説明します。


① 不合格の原因分析をしなかった

教員採用試験になかなか受からない人の中に

受からなかった原因を分析せずに、また次の1年をすごす人が多い

です。

これ、本当に多いです。

受からなかった原因を分析しなければ、受からなかった原因が取り除かれる可能性が低くなるので、次の1年の対策が的外れなものになる可能性が高くなります。

結果として、翌年の教員採用試験で合格できる確率は低くなります。

確実に合格する人は、自分の弱点がどこにあるのかを冷静に分析し、判断し、その弱点を無くすための対策を行います。

なので、効率よく教員採用試験への対策を進めることができます。

結果として、翌年の教員採用試験で合格する可能性が高くなるのです。

解決方法

では、教員採用試験に受からなかった原因をどのように分析すべきなのでしょうか。

具体的な方法として、以下の2つを提案します。

解決方法

  • 「試験結果の情報開示」を利用する
  • 「客観評価を得る機会」を持つ

「試験結果の情報開示」を利用する

今の時代は、殆どの自治体で教員採用試験の試験結果に関する情報開示がされています。

少なくとも

  • 試験科目ごとの点数
  • 総合点数
  • 合格ライン

は確認できるハズです。

不合格になったあと、自分に何が足らなかったのかを知るために受験した自治体に情報開示を請求しましょう。

そして、自分に何が足りなかったのかを開示データを基にして自分で確認しましょう。

開示された情報を確認すると、自分の感覚と試験結果の違いに驚くことが少なくありません。

自分は「できた」と思っていた面接や集団討論で点数が全く取れていなかった…なんてことは、普通にあります。

自分の弱点を明らかにし、それを克服することに注力する。そのための根拠を得るために「試験結果の情報開示」を利用しましょう。

「客観評価」を得る機会を持つ

教員採用試験に受からない人の多くに「自分だけ」で対策を進めている人がいます。

全ての対策を自己完結させ「客観的な評価」を知らないまま、自分の感覚で「イケテル」か「イケテナイ」かを判断してしているのです。

どれだけ自分が「イケテル」と思っても、合否の判断をするのは「他人」です。

自分の感覚で判断するのではなく、自分の力を客観評価する機会を持ちましょう。

客観評価を得るために、以下の3つは必ず実行しましょう。

  • 模擬試験を受験する
  • 面接などの人物試験の講習会に参加する
  • できるだけ多くの受験仲間を持つ

模擬試験を受けたり、講習会に参加してプロからの指摘を受けることは、自分の弱点や課題を知ることができます。

模擬試験や講習会は予備校や塾に入学していなくても受けられます。

模擬試験は「東京アカデミー」がおすすめ。講習会は教員採用試験関係の雑誌で有名な「協同出版」と「時事通信出版局」がおすすめです。

少々割高にはなりますが、受験・受講する価値は十分にあります。

受験仲間を多く持つことは、おおよその教員採用試験受験者のレベルを知ることができます。そこから自分との差を知ることで、課題を浮き彫りにすることができます。

指摘されたことや感じたことを冷静に受け止め、残された時間の使い方を考えて対策を進めましょう。


② やり方に問題があった

教員採用試験に受からない原因はハッキリしているし、時間を掛けて対策をしているけれども、なかなか力がつかない。

そういう方は

「対策や勉強法=やり方」に問題がある

可能性が考えられます。

何でもかんでも「努力さえすれば報われる」とは限りません。

少なくとも「正しいやり方で努力」をしなければ、教員採用試験の合格率をアップさせることはできません

例えば

  • 得意科目で苦手科目のカバーをしようとしていませんか?
  • 学習指導要領をバイブルに試験対策をしていませんか?
  • 論作文試験のポイントは「文章の上手下手」だけではないことを知っていますか?
  • 面接や集団討論でしてはいけないコトを押さえられていますか?
  • 実技試験のマット運動は「正しいやりかた」で演技できていますか?

もしひとつでも引っかかることがあれば、今のままで何時間対策をしても合格できない可能性が高いです。

なぜなら「努力のやり方を間違えているから」です。

「自分のやり方」に固執してはいけません。

正しいやり方で努力を続けることで、努力に意味を持たせましょう。

 

解決方法

では「正しいやり方で努力をする」ための方法について説明します。

「正しいやり方で努力をする」ためには、まず

「正しいやり方とは何か」を知ろうとすること

が必要です。

「正しいやり方」は、主には「正しい勉強内容」「正しい勉強方法」「正しい考え方」に分けられます。

「勉強内容」とは教員採用試験に合格するために身に着けなければならないコトであり

「勉強方法」は勉強内容を身に着けるための手段であり

「考え方」は長い受験勉強の中でぶち当たる節目を乗り越える上での気持ちの持ち方です。

その「勉強内容」と「勉強方法」と「考え方」は以下の方法で見つけることができます。

解決方法

  • 勉強内容 = 参考書や受験雑誌など「信じられる情報源」から学ぶ
  • 勉強方法 = 自分に合ったやり方を試行錯誤しながら見つける
  • 考え方 = 成功した人の考え方から学ぶ

思い当るところからで良いので、進めてみましょう。

本サイトでは、この3つの点について「3府県3連勝負けなしの一発合格」で受験生活を終えた筆者の経験を元にまとめています。

あわせて読みたい

▼教員採用試験を「3府県3連勝負けなしの一発合格」で終えた現役教師の勉強法や考え方について知りたい方はこちらをどうぞ。

SAIRAN.com 教員採用試験合格の鍵となる 「思考法&勉強法」

あくまで筆者独自のやり方であり考え方なので、必ずしも全てが皆さんにあてはまる話ではありません。

しかし、参考になる点は絶対にあるはずです。


③ 時間が足らなかった

教員採用試験になかなか受からない人の中に

対策をするための時間を持てていない人

がいます。

特に講師をしながら対策を進めている受験生の多くが、この課題を抱えています。

基本的に「講師」は、正職員と同じ仕事量をこなします。なので、特に担任を持ったり部活動の担当をすると、自分のための時間がほとんど持てなくなります。

仮に早く自宅に帰ることができたとしても、職場でできなかった仕事を家でするだけです。

そして、職場で仕事を済ませて時間を持てたとしても、帰宅後に教員採用試験の勉強を進めるのは至難の業です。

なぜなら、担任や部活動をする立場では心身の体力をかなり消耗して、帰宅時には疲労困憊の状態だからです。

そうなると、教員採用試験の対策よりも心身の回復を優先せざるを得なくなります。

そのため「準備不足で今年も教員採用試験に受からない…」の繰り返しになるのです。

これは、教育現場以外でも「フルタイム勤務」しながら教員採用試験の準備をしようとしている人にも言えることです。

 

解決方法

では、どのようにして教員採用試験対策に掛ける時間を確保すれば良いのでしょうか?

現実的な厳しい話ではありますが、私からは以下の提案をします。

解決方法

  • 特定条件の講師採用を断る
  • 講師としての活動を休止する

特定条件の講師採用を断る

講師は基本的に「講師登録」をしている人の中から選ばれ、教育委員会から打診の連絡が来ます。

打診の連絡があった際に、以下の条件に該当する場合は打診を断るようにしましょう。

  • 担任や部活動を持つ
  • 困難地域や困難校への勤務

そうなると、打診の数が減ってしまい、場合によっては打診が来なくなるリスクがあります。

しかし、それを理由に担任をしたり部活動を担当したり、困難地域の学校に勤務しているようでは「教員採用試験に受からない」という課題を解決することはできません。

困難地域や困難校の把握については、現場にいないと難しいです。

講師経験のない人はSNSや知り合いなどを通して、講師経験をしている人は現場の職員とのコミュニケーションを通して把握しましょう。

講師としての活動を休止する

個人的には「講師をやめて教員採用試験の準備に専念する」コトをオススメしたいです。

講師を続けることによって教員採用試験の対策に時間が取れないのであれば、講師としての活動を一旦休止すべきです。

  • 最短で4月から8月(1学期)の4か月間
  • 長ければ4月から翌年の8月までの1年4か月間

思い切って、教員採用試験準備のために全力を注ぐ時間を取ってみましょう。

もちろん、講師以外の仕事も控え、教員採用試験の準備に使える時間を1分でも多く持つようにしましょう。

あとは、自分を律して余りある時間を有効に使えば、今までにない充実した万全の準備ができるはずです。

仕事をしないと経済的な面で厳しくなる点については、働いている間に「貯金」したり、実家に戻ってすごしたりするなど、やり繰りすれば何とかなるハズです。


④ 努力不足だった

教員採用試験に受からない原因のひとつとして、単に「努力不足」という可能性があります。

ここでみなさんが理解すべき大切なコトは

自分の判断で「努力の必要量」を決めてはいけない

というコトです。

自分の判断で「これくらいで十分だ」と努力の必要量を決めてしまうことは、絶対にしてはいけません。

自分は「十分に努力をした」と感じていても、それが本当に十分な努力であるかどうかの判断は難しいからです。

自分の感覚はあくまで「主観」です。

少なくとも

「教員採用試験に受からなかった」という事実がある以上「努力量は足らなかった」と判断すべき

です。

何事も、「成功者の努力平均」と「成功しない人の努力平均」には大きな差があることは真理であることは理解しましょう。

成功しない人の「すごい努力」は成功者にとって「ふつう以下の当たり前の努力」であることが少なくありません。

努力をすれば必ず成功するとは限らないですが、成功する人は絶対にどこかで努力しているのです。

教員採用試験の合格者の中には

合格者
ほとんど何もしなかったけど合格できたよ

と言う人がいます。

コレは

本人の感覚上「教員採用試験対策のための努力をしなかった」というだけであって、それまでの人生で取り組んできた努力で偶然にも教員採用試験に必要とされる力が培われてきた

というコトなのです。

真に受けて 「教員採用試験は運で合格する」 なんて考えてはいけません。

 

解決方法

「努力不足」は判断が非常に難しいです。

以下の事を考慮に入れながら、試行錯誤することをおすすめします。

解決方法

  • 努力量を増やす
  • 合格するまでは努力を続ける
  • 努力の必要量を自分で決めない

先にも述べた「正しいやり方」で進められているのであれば、単純に「努力量」を増やすしかありません。

もし努力をする時間が無ければ、時間を確保できるように「努力」するし、確保した時間を有効に使って「努力」するしかありません。



⑤教師に向いていない

これはとても言いにくいコトなのですが

現実的に「教師に向いていない」ために教員採用試験に受からない

コトがあり得ます。

教員採用試験に受からない人の中には筆記試験の対策で覚えるのこと、そして面接や討論で人と相対するコトが極端に苦手な人がいます。

ココでは、批判を恐れずに 面接や討論で「教師に向いていない」と判断されうる人の特徴 をお伝えしておきます。

「教師に向いていない」と判断されうる人の特徴

  1. 話が極端に下手
  2. 人の目を見て話ができない
  3. 感情を隠せない
  4. 相槌が打てない
  5. 大きな声が出せない
  6. 見た目を清潔にできない

これらの特徴が強くあてはまる人は、面接や討論などの人物試験で受からない可能性が高いです。

基本的に教師の仕事は「児童・生徒・保護者・地域住民・他の職員」とのコミュニケーションで成り立っているからです。

教員を志して教員採用試験当日を迎えるまでにハッキリと指摘してくれる人がいれば良いのですが、これら「致命的な点」については指摘されない場合が多いです。

必要以上に「本人の意思」が尊重されるようになった現代です。

受験生
教師になりたい

と言う人に

指導者
あなたは教師に向いてないから諦めたほうがいい

なんてことはなかなか言えません。

まずは日常生活で、身の回りの人や教員採用試験の対策を進める上で出会う人と自分を比べながら、自分自身の立ち位置を客観的に捉えて「自分の向き不向き」を判断していくしか方法はないでしょう。

解決方法

では、先に述べた「教員採用試験に受からない原因」となる「向いていないと判断されるポイント」の改善方法を紹介します。

①~④の改善方法

  • 人とコミュニケーションする場を求めてそこに身を投じる
  • 毎日・毎回、意識する課題を持って人と交わる

抱える課題のレベルによりますが

人とのコミュニケーション力については、人とコミュニケーションする場を求めて身を投じる

しかありません。

人とコミュニケーションをとるのが苦手な人は、もともと人との関わりを避ける傾向にありますので、経験値自体が低いのです。

自ら以下のような場面で人とコミュニケーションを取れる機会を持ちましょう。そして、意識的に自分の立ち振る舞いを改善していきましょう。

  • アルバイトや仕事
  • 家族との関わり
  • 友人との関わり
  • 教員採用試験仲間との関わり

ここで大切なことは「意識的に取り組む」ことです。

単に人との関わりを求めるのではなく

  • 今日は「結論→理由」で話ができるようにしよう
  • 今回は相手の目を見て相槌を打つようにしよう

など、意識的に課題を持って取り組んでいくことが大切です。

 

⑤の改善方法

  • 腹式呼吸の習得
  • 普段から大きな声を出す練習

声の大きさについては

「腹式呼吸」で発声ができるようになるか

がポイントです。

まずは腹式呼吸の習得方法について自身でインターネットなどで調べてみましょう。

そして、大きな声を出せる場所で腹式呼吸を意識して発声の練習をしましょう。

腹式呼吸による発声の習得には、それなりのまとまった練習時間が必要になります。

個人的には「ひとりカラオケ」などで、誰もいない中で気兼ねすることなく歌をうたったり大きな声でひとりスピーチしたりするなど、楽しみながら練習することをオススメしたいです。

 

⑥の改善方法

  • 「自分流」を捨てる
  • 世の中にいる自分と同タイプの人の感覚を取り入れる
  • 採用試験の服装は店員にアドバイスをもらう

見た目を清潔にするなどの身なりの改善は

「自分流」を捨てる

コレに尽きます。

普段の服装から「自分流」を捨てて、新しい感覚を取り入れましょう。

  • 髪型
  • その他装飾品(腕時計やメガネを含む)

これらについて、店の店員や家族、友人にアドバイスをもらったり、普段メディアなどで見る有名人の中で自分と同タイプの人の感覚を取り入れてみるのもありでしょう。

教員採用試験当日の服装については、経験豊富な店員さんにアドバイスをもらい、一式揃えるのがベターでしょう。

繰り返し申し上げますが、身なりに課題のある人は「自分流」を捨てましょう



全てをやり尽くしても受からない場合

全てをやり尽くしても「受からない」のであれば以下の手段を検討してください。

  • 受験校種を変更する
  • 受験自治体を変更する
  • 他の生き方を検討する

最後の「他の生き方を検討する」というのは、投げやりなアドバイスではありますが、やることを尽くしても受からないのであれば選択肢として考えるべきでしょう。

私ならそうします。

教員採用試験は大した準備をせずに1発で合格してしまう人がいる傍ら、苦労を重ねてもなかなか合格できない人もいる不思議な面があります。

私が知っている中では、最長で「9年」受験し続けていて受からない方がいます。

それでも、自分自身が納得しているのであれば構いません。

しかし、限られた人生の中でいつまでも「受験生」でいることは、私なら辛くて我慢できませんし「人生がもったいない」と思います。

教員採用試験に合格して「教諭」になることは、手段であって目的ではありません

こればかりはそれぞれの価値観によってくる話ではありますが

私は最初の受験が33歳で、年齢を考えると浪人はできて2回までだな…と考えていました。

とにかく必死に、ありったけの力を注いで35歳までに決まらなければ、他の道(塾講師、介護職、NPO法人、学校法人職員など)を考えて受験勉強を進めていました。

昔よりは再チャレンジがしやすくなったとはいえ、まだまだ理不尽に厳しい世の中です。

やり直しが利く年齢の制限を冷静に判断し、他の方法で自分の「幸せ」やを実現できないかを考えてみる「勇気」も必要なのではないでしょうか。

 

まとめ:「受からない原因は自分にあるコト」を信じて取り組まなければ合格はあり得ない

今回は、教員採用試験になかなか受からない、合格できない人の「共通した理由や原因」と「その解決方法」を以下の5点にまとめてご紹介しました。

  • 不合格の原因分析をしない
  • 対策方法に問題がある
  • 対策時間が足らない
  • 努力不足
  • 教師に向いていない

教員採用試験に何回チャレンジしても受からない、不合格が続く人は

  • 自分は運が悪いだけで、何度か受験したらそのうち受かる
  • 教員採用試験はコネがなければ受かりにくい
  • 身内に教職員がいなければ不利になる
  • 年齢が30歳を超えると合格しにくくなる

など、自分以外の要因を受からない原因に仕立てる人がいますが、それは違います。

教員採用試験に受からない原因は必ず自分自身にあります

そして、それを信じて対策をに取り組んでいかなければ、これからも「受からない負の連鎖」から抜け出すことは難しい…と考えてください。

最後に、教員採用試験に限らず、仕事に関わる採用試験で大切なことをひとつにまとめて言うのであれば

採用する側に「一緒に働きたい」と思わせること

です。

言い換えると「自分のチームに欲しい」と思わせることです。

これに限ります。

教員採用試験で課されるすべての試験科目の対策において、この点を頭に入れながら

  • どのような考え方で取り組むべきか
  • どのような勉強法や対策法を選択すべきか

を真剣に考え、検討していくべきです。

幸い、その答えは本ブログの他の記事で紹介させていただいておりますし、他のブログや予備校サイト、出版物などで紹介されています。

あとは皆さんがそれらをどのように活用して、自分の力を伸ばしていくかに掛かっています。

人生をあきらめず、前向きに取り組んでください。

そして、みなさんが次の教員採用試験に無事合格されることを願います。

頑張ってください。

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