子育ては経験した人にしか分からないツラさがあります。
特に幼い子の子育ては、全てを子供のペースに合わせなければならない…トイレすらひとりでゆっくりできない生活…普通の人なら誰でもストレスとイライラを感じます。
この記事では、そんな子育て・育児のイライラやストレスを解消する方法を紹介します。
上手にイライラやストレスを解消して、親子の笑顔と笑い声に満ちた、ゆったり穏やかな子育てライフをつくりましょう。
目次
自分の「子育て・育児への想い」をぶちまけて発散させる
すべてが子供中心で自分のペースで進められないコトや、自分の苦労に見向きもしてくれないパートナーの存在などなど・・・みなさんが抱えているツライ思いを吐き出して発散させてみましょう。
このやり方は、心の中にある「不安・怒り・苦しみなど」を言葉にして表現することで心に安定をもたらす…という心理学の王道です。「カタルシス効果(精神的浄化作用)」と言われます。
自分の思いをぶちまける方法として、2つの方法が考えられます
- 文章にして書き残す
- 人に聞いてもらう
文章にして書き残す
文章を書くことが好きな人、ストレスにならない人は、「文章にして書き残してみる」のはいかがでしょうか。
文章にすると、自分の思いや考えが整理され、気持ちが落ち着き、前向きな気持ちになれます。また、残すことができるので、それを後に読み返したり、商品化するなど後の人生の糧にしたりすることができます。
具体的な方法としては以下の方法が挙げられます。
紙に書き残す
紙に書き残す方法は、自分だけの世界に入って思いをぶちまけることができます。なので、何を書いても許されます。日記帳でもノートでもパソコンのメモでも良いので、子供が寝た時間やちょっとしたスキマ時間を利用して書くと良いでしょう。
振り返った時に、当時のイライラやストレスから「あの時よりはマシだな…」と開き直ることもできます。
インターネットの活用
現代はインターネットを活用して、自分の思いを世界中に発信できます。
SNS、ブログ、掲示板など…それぞれの特性に合わせて上手に利用できると、不安や怒りを上手に鎮めるだけでなく、同じ思いをする人たちと交流することもできます。
不特定多数の人の目に触れるので、何でも書けるワケではありませんが、共感してくれる人から「メッセージ」や「いいね」をもらえると、孤独感から解放されたり、ストレスが緩和されたりします。
人に聞いてもらう
書くのではなく「話す」ほうが良い人は、「人に聞いてもらう」のが良いでしょう。
聞いてもらう相手との関係によりますが、自分の親、友達(旧友からママ友まで)、パートナーなど、自分の思いを受け止めてくれる人がいるなら、遠慮せずに聞いてもらいましょう。
「身近な人はみんな敵だ…」「グチを言うと、逆に説教的なコトを言われそうで気が引ける…」という人には、公的機関のカウンセリングや、有料サービスなどで話を聞いてもらってもいいでしょう。
他人に「子育て・育児」を手伝ってもらう
「育児は母親がするもの」なんて、誰が決めたか分からないようなコトを頑なに守る必要はありません。
複数の世代が同居した昔は、母が家事をする時は祖母が子供の相手をする…など、子育てを分担する仕組みが自然とできていました。しかし、核家族化が進んだ今は違います。親元や祖父母からあえて距離を取って生活していることが「ワンオペ育児」につながってしまっています。
家族はモチロンのこと、家族以外に頼ることは決して怠けや手抜きではありません。今の時代に合った方法で子育てを分担しましょう。
- 親
- 祖父母
- パートナー
- 兄弟
- ベビーシッター
- 保育所
など、頼れる人にドンドン頼って子育ての負担を分担しましょう。
ベビーシッターや保育所は有料になりますが、週1回2時間…でも利用して、自分の心にやすらぎをもたらすコトが大切です。
保育所は入所できていなくても、一時預かりかりサービスのある自治体は少なくありません。
ベビーシッターは日本の育児文化に浸透しきっていないイメージがありますが、元保育士などの専門スキルを持った人が1時間単位で受け持ってもらえるサービスがあります。食事を作るだけでなく、病児・病後児の対応まで対応できるレベルの高さです。ユーザーレビューを参考にしてシッターを選択できる安心システムなどもあり、利用者が増えてきています。
家の外で「子育て・育児」をする
ひとりで外出できるのが理想ですが、子供と一緒でも外出することは気分のリフレッシュにつながります。
買い物へ行く、公園へ行くだけでなく、ブラブラと散歩するだけでも良いでしょう。家の中でずっと子供といる閉塞感から解放されます。
都市部だと、少し足を延ばせば屋内外で子供を遊ばせることのできる施設もあります。そういった場所には立場を同じくした人がたくさんいます。ママ友の輪を広げるチャンスにもなりますし、その場だけの交流であってもお互いの苦労を共感し合える貴重な時間をつくることにもつながりますよ。
誰にも理想を求めない~ユルユル子育て・育児のすすめ~
真面目で頑張り屋の親であればあるほど、自分にも子供にも理想を持ち、それに向けてイロイロと考え、頑張りすぎる傾向があります。
そのことが理想と現実の違いを際立たせ、ストレスとして親に返ってくるのです。
親もヒトの子…カンペキな子育てはムリ
親も人間である以上、カンペキな子育ては不可能です。自分ができる範囲で取り向くようにして、適度に気持ちを緩めちゃいましょう。
最高の親であるのは「自分の気持ちに余裕ができた時にできれば十分」と考えましょう。そうすれば、少しは気が楽になりませんか?
気が楽になると、ストレスが軽減されて気持ちに余裕ができ、逆に親として最高の対応ができる機会が増えるのではないでしょうか。
子供にも理想を求めずとにかく「見守る」
子供は絶対に親の思う通りにはなりません。あきらめましょう。
「ウチの子は思い通りに育っていますよ…すごくラクだし楽しいです…」という人が稀にいますが、それは子供が親の理想どおりに育っているのではありません。親の子供に対する「理想」が低いので、子供の成長のひとつひとつを上手に受け入れられているのです。ある意味、理想的な子育てへの向き合い方をしていると言えます。
そもそも子供は「何もかも全くできない」ところからスタートしています。仮に理屈で分かっていても能力が成長段階で何もかもが不安定です。私たち大人でも、初めての事を言われただけでマスターできる人はそうそういません。そのことを分かってあげましょう。
長い目で子供を見守り、穏やかに付き合ってあげることが子供の健やかな心の成長につながりますし、親のストレスを緩和させることにもつながります。
自分にも子供にも理想を求めすぎず「なるようになるわ…」と子供の成長を信じてあたたかく見守る「ユルユルの子育て」を心がけてみてはいかがでしょうか。