この記事では、教員採用試験の合格率をアップさせる考え方 「ひとりでやらない」 ことの大切さとその根拠をお伝えします。
特に、何度受験しても合格できずにいる方や、教採予備校などを頼らずに独学で対策を進めようと考えているは参考にしてください。
目次
受験対策の全てを“ひとりでやりきるコトは危険”すぎる
教員採用試験対策の全てをひとりでやりきってはいけません。
危険すぎます。
教員採用試験対策を効率的に進めて合格率をアップさせるためには、受験仲間やプロの指導者など…他人との共同作業で乗り切ることが大切です。
なぜなら、教員採用試験の必須科目である「面接・討論・模擬授業・実技・論作文」は、他人に協力してもらうコト意外に自分を客観評価する手段が無いからです。
例えば、集団討論の実戦練習は自分ひとりでできますか?
仮にできたとして、それを自分で評価することにどれだけの価値があるのでしょうか?
教員採用試験本番に自分を評価するのは他人です。
であれば 「普段の試験対策から他人に客観評価をしてもらうことの重要さ」 は火を見るより明らかです。
全てをひとりでやりきって合格する人は、どこの自治体でも毎年います。
しかし、そんな人は天才かまぐれです。
教員採用試験対策の全てをひとりでやろうとすること、合格率は間違いなく下げてしまう「危険行為」である…と考えましょう。
他人と関わりながら受験対策を進める3つのメリット
ひとりでやらずに、他人と関わりながら教員採用試験の対策を進めるメリットは以下の3つです。
- 面接・討論・模擬授業対策に有効
- 受験者のレベルと自分の位置が分かる
- 仲間の存在が刺激になり参考になる
面接・討論・模擬授業対策に有効
まず、教員採用試験の対策、特に「面接・討論・模擬授業」の対策をひとりでやるのは至難の業です。
なぜなら、自分が他人から見てどう思われるのかは、他人に見てもらわないと分からないからです。
じゃあどうやって他人に見てもらうのか。
面接・討論・模擬授業対策の講座や学習会に参加するのです。
面接・討論・模擬授業対策の講座や学習会は、大手予備校から個人の学習会までイロイロあります。自分が「良い」と思った面接・討論・模擬授業対策の講座や学習会には絶対に参加しましょう。
いや、「いい」と思わなくても、参加できる講座や学習会なら片っ端から参加してもいいと思います。
このような講座や学習会では、他の受験生やプロの指導者から客観的に見た自分の評価を教えてくれます。
自分ひとりでは絶対に分からない「他人から見た自分の姿」を知りましょう。
そして、必要に応じて修正しましょう。
また、そういった講座や学習会で知り合った受験仲間と自主的に実戦練習をすることもできます。
カフェ・貸会議室・カラオケボックスなどで受験仲間と「面接ごっこ」をするのです。
このような受験仲間との自主的な実践練習でば、いわゆる経験豊富なプロ講師からの指導は受けられません。
でも、実践練習の場にはなります。
ひとりで架空の試験官を相手に独り言を言うのとは全然違います。
これらをやればやるほど、教員採用試験の合格率はグングン伸びていくことでしょう。
受験者のレベルと自分の位置が分かる
受験仲間と触れ合う機会を持つと、教員採用試験受験者のレベルが分かります。
その数を重ねると、受験者全体の中で自分どのあたりにいるかが、何となくですが分かるようになります。
これがとてつもなく大きいです。
受験仲間とは言っても、教員採用試験の本番では敵です。
ひとりでどれだけ頑張ってレベルアップさせても、敵のレベルが分からなければ不安が募ります。
受験仲間にならなくても、面接・討論・模擬授業の対策講座や学習会に参加するだけで、教員採用試験の本番で敵になる受験予定者のレベルと自分の位置が分かります。
そして自分との差が分かります。
自分のほうがイケてる!となると自信になります。
相手のほうが上だ・・・となるとこれからの課題が見えてきます。
これが、教員採用試験の対策を進める上で、準備すべき多くのコトに優先順位をつけるヒントになるのです。
仲間の存在が刺激になり参考になる
そして最後に、様々な受験仲間との交流は、参考になり刺激になります。
受験仲間がいると、受験仲間との間で参考になる情報交換ができます。
「あの対策講座はイケてる」
「今度○○で有志の受験生での集まりがあるよ」
「論作文は○○で見てもらったほうがいい」
「あそこは講師の先生がイマイチだ」
といった情報交換は、ひとりではなかなか知り得ません。また、受験仲間で切磋琢磨することで、自分に刺激を与えることができます。
受験仲間との交流は、確実にみなさんを教員採用試験合格へ導きます。ひとりでも多くの受験仲間と出会いましょう。
受験仲間と言っても、中にはイマイチな人もいます。
そういう人とはそれっきりにすればいいのです。
「独学」で対策を進める受験生は要注意!
特に、教採予備校や塾に通わずに「独学」で対策を進める人は注意しましょう。
「独学」は自分に合ったやり方で進められるという意味では非常に効率的ですが、一歩間違うと悲惨な状況に陥ります。
そのことを防ぐためにも「ひとりにならずに、必要に応じて他人と関わるコト」はとても大切です。
他人との関わりを通して成長できるコトも教師に必要な資質
人によっては「他人と関わるのが好きじゃないので・・・」と言う人がいます。
しかし、教師の仕事は職員間で協力して仕事を進めないとやっていけない仕事です。
「チーム学校」とか言いますよね???
つまり、「他人と関わるのが好きじゃないから」とか言ってやるべき事から逃げているようでは「教師に向いてない」と言われても仕方がありません。
好きじゃなくても、必要であれば「他人と関われる」ことが大切です。
さあ、多くの受験仲間や指導者と関わりながら自らを成長させしましょう!
そして、教員採用試験を突破しましょう!