この記事では、教員採用試験の試験科目「教職教養」対策の勉強法 について

- 東アカ模擬試験の偏差値を46⇒68までアップ
- 3自治体(小学校)に一発合格
した筆者の経験を中心に、筆者が知る多くの合格者の経験を交えながらご紹介します。
目次
教員採用試験「教職教養対策」の見通しを立てよう
勉強が必要なのは分かるけど、範囲が膨大でどこから手を付けていいのか分からない・・・と受験生を悩ませる教職教養ですが、ちょっとした工夫や手間を加えるだけで、攻略までの見通しが良くなります。
まずは、以下のような手順で教職教養を攻略する見通しを立てましょう。

少し、対策を進めるイメージが立ちましたか?
まずはこのように
をオススメします。
目の前にある問題集や参考書を片っ端から順番にやる・・・そんな勉強法で失敗してきた方は、特に参考にしてください。
とは言え、これだけでは分かりにくいと思いますので、各手順の詳細を具体的に説明します。
教職教養は「不易と流行」に分けて対策しよう
教職教養をどのように 「不易と流行」 に分けて対策するのか、不易と流行の意味を含めて説明します。
「不易」の教職教養

「不易」とは
のことです。
教職教養の中での「不易」とは、以下のものを挙げることができます。
- 教育心理
- 教育史
- 教育原理
- 教育法規
厳密に言うと、教育史以外は時代の変化とともに変わります。
しかし、コロコロと変わるモノではないので、教育史以外の3分野もここでは「不易の教職教養」として理解しておきましょう。
「流行」の教職教養

そして「流行」とは
のことです。
教職教養の中での「流行」は、以下のものを挙げることができます。
- 文部科学省など政府中央機関答申
- 学習指導要領
- 教育政策(国だけでなく自治体の政策)
- 各自治体発行の教育関係配布物
どれも時代の流れで、内容や注目される点が変わるものばかりですね。
このように、教員採用試験対策で教職教養の勉強を進めるには、まず 教職教養を「不易」と「流行」に分けて意識し、それぞれに違った方法で対策をすること が有効です。
なぜなら、不易と流行で有効な対策方法が違ってくるからです。
それでは、次に「不易な教職教養」と「流行の教職教養」それぞれの対策・勉強法について、オススメの参考書や問題集などの紹介も交えて説明します。
「不易な教職教養」の対策・勉強法とは?

ここからは、教員採用試験に一発合格できた私が取り組んできた勉強法に基づいて説明をします。

まずは 「不易な教職教養」の対策・勉強法 についてご紹介します。
①市販の問題集や参考書を活用

「不易な教職教養」の対策・勉強法は
です。
不易な教職教養はタイムリーに重要性や意味が変わるものではないので、市販の問題集や参考書で充分に対応できます。
むしろ、長年蓄積してきたノウハウが生かされているロングセラーの問題集や参考書で良いのではないかと思います。

- 教職・一般教養過去問「自治体別」(協同教育研究会:市販品)
- オープンセサミシリーズ「教職教養」参考書(東アカ通信教育教材:市販品と同じ)
- 全国過去問題集(東アカ通信教育付録:非売品)
※上記リンク先は「教職教養の過去問」(時事通信出版局)
これらの書籍をどのように活用して勉強したのかを簡潔にまとめますと・・・
- 「自治体別過去問」で傾向や難易度を把握
- 「参考書」を活用して覚える
- 「全国過去問題集」で問題慣れをする
こんな感じで対策を進めていました。
以下、それぞれの内容について詳しく説明します。
②「自治体別過去問」で傾向や難易度を把握

教員採用試験の教職教養試験は、自治体によって「出題傾向」や「問題難易度」が違います。
なので
するようにしました。
過去問題集“2種類”とその特徴

過去問題集には「全国版」と「自治体別」があります。
「全国版の過去問題集」は、前年度に実施された全自治体の試験問題がそのまま掲載されています。
なので
「 世の流れから全国的に出題されやすくなっているコト = トレンド 」
を知るのに相性が良いです。
しかし、希望自治体の出題傾向を知るには遠回りです。
「自治体別の過去問題集」は、特定の自治体の過去5年分ほどの過去問がそのまま掲載されています。
なので
と言えます。
そこで私は、この 教職・一般教養過去問「自治体別」(協同教育研究会:市販品)を利用しました。
この問題集は、教職教養の過去問が自治体別にまとめられている唯一の市販問題集です。
ぜひ、受験を予定している自治体の分は確保してください。
自治体別過去問は全国版に比べて需要が少なく発行部数も少ないからか、直前期には間違いなく品切れを起こして高額転売されます。適正価格で販売されている早いうちに入手さておくことをオススメします。
それぞれの作業目的を意識しよう

過去問題集で「出題傾向」や「難易度」をチェックするのは手段であり、目的ではありません。
ちなみに、過去問題集に取り組みながら「出題傾向」や「難易度」をチェックする時に、私が意識した目的は以下の通りです。
- 「出題傾向」を知る・・・膨大な教職教養の出題範囲の中から、対策をする“優先順位”をつけられるようにするため。
- 「問題難易度」を知る・・・マーク式に対応できる程度の ”理解” で良いのか、記述式や論述式に対応できるレベルまで正確に “覚える” べきなのか、といった「要求される対策の深さ」を確認するため
これらの目的を意識して自治体別の過去問題集に取り組むことが、次の対策ステップ(理解や暗記)で大きな意味を持つようになります。

私の場合
- 受験を予定していた自治体が全て「全問マーク式」
- 第一希望の自治体では「人権問題」が必ず出題され、「教育史」の出題率はほぼゼロ
- 第一希望の自治体で、教職教養試験の中で「教養試験」として「一般時事問題」も出題されていた
という傾向があったので
- 選択肢を見れば判断ができる程度の理解中心で進め、余った時間を面接や論作文に使う
- ただし、出題頻度が最も高い人権分野は理解と暗記を万全にし、教育史は少し触れる程度に留める
- 一般時事問題は「教員養成セミナー」で毎月載せられている「試験に出る一般&教育ニュース」のようなコーナーに目を通して理解しておく
というふうに、教職教養の全てに100%の力で取り組むのではなく、力の入れ方に強弱をつけて、他の対策にも取り組めるようにする・・・という対策の方向性を明確にできました。
このように、過去問題集を解く先にすべきことを見据えて「目的意識」を持って過去問題集に取り組んでいくことが、効率の良い対策につながると思います。
「自治体別の過去問題集」の使い方

「自治体別の過去問題集」の使い方は、サラっと読みながらでもガッツリ解きながらでも良いと思います。
大切な事は、先にもお伝えした通り
です。
例えば、このようなノート式の問題集
を使って暗記作業をしようと考えているなら
過去問題集を解きながら、大切だと気付いたことをノート式問題集に書き込みしていくと、過去問題集に触れた効果がより高まるはずです。
私の場合、自治体別の過去問題集を解きながら、参考書(人によっては学習ノート型問題集など)にメモをしたりラインマーカーでチェックを入れたりました。
ラインマーカーは、緑シートを重ねると文字が消える「赤のラインマーカー」を利用していたので、出題された用語については、参考書の該当部分にマーキングする作業も行いました。
また、暗記作業をする時に優先順位がつけられるよう
出題頻度が高かったり、自分がどうしても覚えられないなどの理由で力を入れて取り組みたい部分のあるページに 付箋を貼っておく などの工夫もしました。
③ 参考書や学習ノートで理解&暗記

出題傾向や何度を掴んだら(掴みながらでもOK)次の対策に進みましょう。

教職教養対策にオススメの参考書や問題集についてはコチラの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
私が教職教養の知識を覚える段階で主に使ったのは、教員採用試験対策 オープンセサミシリーズ「教職教養」参考書(東京アカデミー)でした。
これはシステムノート形式ではなく、普通の参考書です。
なので、自分で覚えらるように過去問題集を解きながら
- 出題頻度に応じて優先順位が分かるよう「付箋」を貼る
- 足らないコトを書き込む
- 緑の透明シートで隠れるように、覚えたい部分に「赤マーカー」をする
などの工夫をしました。
学習ノートタイプをメインで使うなら
教職教養の対策を進める上で「どの参考書や問題集」を使うのか迷いますね。
私もかなり迷いました。
イロイロとある中で人気なのが、必要に応じて書き込みながら学習を進められる
「学習ノートタイプ」の参考書・問題集
ですね。
あくまで私見ですが

よく似たタイプの学習ノートに「教職教養ランナー」と「30日完成」がありますが、3者3様で自分の置かれた状況をもとに判断しなければ、大きな対策ミスを起こしかねません。
例えば、単純比較ではありますが、文字数で比較するだけでも3つの学習ノートにはコレだけの違いがあります。

逆に「30日完成」は情報が絞られ過ぎているので、直前期に何らかの事情で短期集中の対策をせざるを得ない方向けの教材と言えるでしょう。
学習ノート形式の参考書・問題集に限らず市販されている教材は、それぞれに目的とそれに見合った特徴があり、それぞれがとてもよくできた内容と構成になっています。
なので、私たち使う側がそれらの問題集やシステムノートの特徴を理解し、自分に合ったものを選択し、それに合わせた使い方を工夫していくことが大切です。
「セサミノート」について
教採予備校最大手の東京アカデミーが出版している「セサミノート」はあくまで 「参考書をベースにした補助学習ノート」 としての位置付けであると思われます。
セサミノートを中心に暗記作業を進めつつ、文章での解説で理解を深めたい時に「オープンセサミシリーズ 『教職教養』 参考書」を参考にする・・・という使い方が理想的だと思います。
「教職教養ランナー」について
教職教養ランナーは学習ノートとして情報量が多すぎる と感じています。
ランナーはそれ1冊で全てを網羅することを目的に編集されているからだと思います。

あの情報量を全て覚えようとすると大変なことになります。
逆に、膨大な情報の中から覚えるべき情報を精選するのも大変です。
倍率が10倍近くあるような難関の自治体や校種を受験するならランナーもアリですが、今の低倍率であれば、ランナーに掲載されている程の知識量がなくても十分に合格点はクリアできます。

ランナーを使って対策をする人は、出題頻度が極めて低いマニアックなコトを覚えるのに時間を使い過ぎないよう気をつけましょう。
「教職教養30日完成」について
もっともっと覚えるべき内容を絞り込んで、基本問題のみに絞った対策をしたい方は「教職教養30日完成」を使うのも良いでしょう。
しかし「教職教養30日完成」は、やりすぎなくらいに情報が絞り込まれています。
「教職教養30日完成」の空欄補充されている用語を覚えるだけでは、本番で合格ラインは望めません。
合格ラインはもちろん、高得点を狙うのであれば、過去問を解きながら相当な数の穴埋め箇所以外の部分をチェックしたり追記したりすることになります。
従って
- 教職教養試験の難易度が低い自治体
- 教職教養の配点の割合が低い自治体
- 倍率が著しく低くボーダーラインも低くなることが予想される自治体
を受験する場合に限定されると考えてください。
働きながら教採対策を進めていたり、直前から最後の足掻きで効率よく対策を始めたい方など、ほとんど対策に時間の取れない方向けとも言えます。
④実戦練習で問題慣れ

対策を進めてある程度、教職教養の力がついてきた・・・と感じたら「実戦練習」を行いましょう。
実戦練習は教員採用試験の勉強法の中で、重要な対策のひとつです。
私は実戦練習として
- 全国過去問題集(東京アカデミー通信教育付録:非売品)
- 模擬試験(東京アカデミー3回 & 協同出版1回)
※上記リンク先は「教職教養の過去問」(時事通信出版局)
を使いました。
全国版過去問題集は、どこの出版社のモノを使っても大差ないと思います。
全国の試験問題と解答が掲載されていれば何でも良い です。大きさや色使いなど、好みに合わせて購入しましょう。
私は、東アカ通信教育の付録があったので使いました。
実践練習で私が心掛けたことは
- 実力を測ること(できていないところの把握)にこだわること
- 制限時間内に終わらせることにこだわること
でした。
実力を測ること(できていないところの把握)にこだわる

実力を測る際に「点数で一喜一憂しない」よう気を付けましょう。
実戦練習で大切なのは
なぜ「点数に一喜一憂」してはならないのか。
筆記試験は試験の目的(採用人数・倍率)によって問題そのものの難度が違うからです。つまり、同じ点数でも自治体や受験年度によって重みが違ってくるからです。
なので、「できなかったところを把握すること」にこだわりましょう。
出来なかったところは自分の弱点であり、実力のなさの表れです。できなかったところを即チェックし、本番で同じミスをしないように対策をしましょう。
制限時間内に終わらせる

これは受験テクニック的なコトです。
制限時間を考えて、時間配分をマネジメントしていく対策をしましょう。
そのために、どのようなことに気をつけて試験問題を解いていくのか。自分なりの「戦術」を考え、それを実行し、回答できる全ての問題を制限時間内に解けるようにしましょう。
私は以下のような対策を立てて、それを本番で実行できるように過去問で練習をしました。
- 全体を見渡し「自信のある問題と自信のない問題」「早く処理できる問題と時間の必要な問題」とを区別する
- 自信の“ある”問題の中で、早く処理できそうな問題を解く
- 自信の“ある”問題の中で、比較的時間のかかりそうな問題を解く
- 自信の“ない”問題の中で、早く処理できそうな問題を解く
- 自信の“ない”問題の中で、比較的時間のかかりそうな問題を解く
- 配点・出来具合・残り時間などによって、順番を前後させることを忘れない
教員採用試験の本番で「時間が足らなくて、できる問題が解けなかった・・・」なんて事が無いよう、日頃からの実戦練習で鍛えることが大切です。
⑤教職教養対策の動画配信
~だいぶつ先生ネット~
2019年3月10日より
まずは、よく出題される教育法規を聞きながら穴埋め問題ができる
を配信開始しました。
YouTube動画による学習は、以下のようなメリットがあります。
- 動画で目と耳だけを使うので、気分転換しながら学習できる
- スマホひとつあれば、机や筆記用具が無くてもいつでもどこでも学習できる
- チャンネル登録をすれば、検索などの手間が少なくすぐに無料で利用できる
また、YouTube「だいぶつ先生ネット」では、本ブログの内容を中心に編集した「音声・動画コンテンツ」も配信しています。
まだ弱小ちゃんねるですが、本ブログ同様…いやそれ以上に様々な情報を音声配信する予定です。
チャンネル登録をいただき、時々チェックをするなど気軽にご利用ください。
「流行の教職教養」の対策・勉強法とは?
「流行の教職教養」の勉強法をお伝えする前に、改めて 「流行の教職教養」とは何か を確認します。
「流行の教職教養」は
- 文部科学省など政府中央機関答申
- 学習指導要領
- 教育政策(国だけでなく自治体の政策)
- 各自治体発行の教育関係配布物
- 教育に関する時事問題
などが挙げられます。
これらは時代の流れとともに新しいものが出されたり、変更されたりするものです。
なので「流行の教職教養」と言えるのです。
①市販の参考書や問題集をアテにしない

これら「流行の教職教養」への対策は、出版社や予備校が出版している市販の参考書や問題集をアテにできません。
なぜなら「市販の出版物は執筆から出版までに掛かる時間が長いから」です。
具体的に、市販の参考書や問題集には以下のデメリットがあると言えます。
- 執筆当時の情報なので、古くて役に立たない情報が混ざっている可能性がある
- 最新情報が入っていない場合が多い
教員採用試験に出題される 「流行の教職教養」は「今・最新」であることが重要 です。
この事情が「予備校通いの受験生にかなり有利」に働きます。
予備校は常に最新情報を把握し、世に溢れる情報の中から必要な情報だけを取捨選択し、リアルタイムで顧客である予備校生に提供するからです。
しかし、教採予備校に通わない独学生でも「流行の教職教養」に関する最新情報を入手する方法があります。

独学生だった私は下記を利用し、予備校生に負けないよう対策を取りました。
- 時事問題データブック(東アカ通信教育の付録)
- 教育時事データブック(東アカ通信教育の付録)
- 教育答申資料集(東アカ通信教育の付録)
- 一般向け時事問題・答申・学習指導要領対策講座(時事通信・協同出版など)
- 受験予定の自治体発行の教育関係配布物
それぞれについて、以下に補足します。
②筆者が活用した教材&講座
時事問題データブック・教育時事データブック・教育答申資料集(東アカ通信教育の付録)

私は「東アカ通信教育」を受講していたので、4~5月くらいにこの3つの教材が付録教材として東京アカデミーから送付されてきました。
これらには、次の教員採用試験で出題されそうな「時事問題・答申・指導要領など」についてまとめられていました。
これらの内容への評価は人によって賛否両論あるでしょう。でも、何もないより何万倍もマシです。少なくとも、私は「かなり使えた」と思っています。これらの教材を入手できただけで、東アカの通信教育を受講した甲斐があった と思っています。
現在の「東アカ通信教育」や「東アカ以外の通信教育」にも、類似書があるはずです。
また、「教員養成セミナー」や「教職課程」といった、教員採用試験向けの雑誌にも、必要な情報が比較的タイムリーに提供されています。きっと役に立つはずです。
独学生はシッカリとアンテナを張りめぐらせて情報をキャッチし、活用できるようにしましょう。
一般向け時事問題・答申・学習指導要領対策講座(時事通信・協同出版など)

これは、「時事通信社」や「協同出版社」など、教員採用試験対策用の書籍を出版している会社が主催する公開講座です。
私はこれら、出版社の公開講座を幾つか受講しました。その内容は予備校と変わらない良質の講座を提供してくれていたのではないかと思います。
私がそう感じた根拠として以下が挙げられます。
- 担当講師が教員採用試験の問題作成経験者や予備校講師
- 配布資料が、時代の流れに合わせて担当講師が精査したもので、試験直前まで利用できた
- 講師の出題経験者としての考え方など聴け、興味深く納得しながら受講できた
これらの 「公開講座」は、多くが1日完結型の講座で、値段が割高です。
しかし、私自身は「元が取れた」と思える充実した内容でした。
何より「情報戦で負けていない」という安心感を得られました。なので、独学生は受講して損はないと思います。
日時や費用などの開催要領については、各出版社のHPや教員採用試験に関する雑誌(教員養成セミナー、教職課程など)に掲載されています。
■時事通信社■
HP : http://book.jiji.com/kyouin/
公開講座案内 : http://book.jiji.com/kyouin/koukai/
■協同出版社■
HP : http://kyodo-s.jp/
公開講座案内 : http://kyodo-s.jp/lecture/alldate
受験予定の自治体発行の教育関係配布物

時々、各自治体が独自に実施している教育プログラムや取組に関する問題が出題されます。
対策としては、受験予定の自治体が発行している教育関係の配布物をチェックするしかありません。しかし、資料自体は比較的簡単に入手できます。
インターネットを使えば、受験予定の各自治体教育委員会ホームページに共有されていることもあります。
ダウンロードしたり、印刷したりして利用しましょう。
また、教育委員会のある自治体施設に行くと、パンフレットのように無料で配布されていることもあります。

ただ、これらの教育関係配布物の内容から出題される確率は高いとは言えません。しかし、可能性が少しでもある以上は放置できません。
そこで考えて欲しいのですが、これら教育関係配布物の内容は、社会情勢や文科省の動きに合わせたモノになっているハズだと思いませんか?
そう考えると、他の「流行の教職教養」への対策を行っていれば、優先順位を低く設定してもいいのではないでしょうか。
私は 「面接や討論に役立てばいいや・・・」というくらいに考え、本番1か月前からサラっと数回読むだけにしました。
まとめ:教員採用試験「教職教養」勉強法の基本は「自分で考え・選択・工夫」して対策する

以上が、私の受験体験を基にした「教職教養の勉強法」です。
記事を書いた者として、参考にしていただけることはとても嬉しいことです。そして、合格者の考え方や方法に耳を傾けることはとても大切な事です。
しかし、教員採用試験への合格率を限りなく100%に近づけるのであれば
です。
▼教員採用試験合格のコツ「合格体験記やアドバイスは聞いても丸飲みしないこと」について、より深く知りたい方はこちら
みなさんも、自身の置かれた状況をあらゆる角度から分析し、自分に最も合った対策や勉強法を選択してください。その結果、私と同じ方法を採ることになっても、それは 「マネ」ではなく「偶然」 です。
来夏の教員採用試験に向けて、頑張ってください。
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