教員採用試験「論作文」で合格点をもらえる作文ネタの作り方

教員採用試験の勉強法「小論文・論作文」

この記事では、教員採用試験の論作文・小論文試験で誰が採点官でも高く評価され、合格点をもらえる論作文ネタを作る方法を紹介します。

本サイトでは「誰が採点官でも合格点をもらえる論作文」のことを「絶対A判定の論作文」と表現して説明します。

教員採用試験の論作文・小論文の出来は合否を大きく左右します。「絶対A判定」の論作文ネタを準備して、教員採用試験の合格を自分にたぐり寄せてください。

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 教員採用試験の論作文試験で「絶対A判定」のネタを準備すべき理由

ココで言う「絶対A判定」とは、誰が採点しても「合格」と判断されうる論作文のコトです。

教員採用試験の論作文対策のコツは「絶対的な作文力」をつけようと必死になるのではなく、「絶対A判定の論作文ネタ」を準備して覚えることです

その理由は下記の記事で述べていますが

「論作文・小論文」対策は練習より準備~失敗しない準備の3ステップ~

再度整理すると

員採用試験の論作文試験は内容によっては採点官によって評価が変わる

からです。

論作文に書く実践案が「独創性」のあるものであればあるほどその傾向が強いです。

これは、有料添削サービスに所属する教員採用試験に精通したプロの採点官でも同じです。

例えば、有料添削サービスで「A判定」をもらい、自信を持って書いた実践例が、その時の採点官の価値観によって低評価を下されて不合格…という事態があり得ます。

そうならないために、そして教員採用試験の合格率を高めるために、誰が評価しても高評価を得られる「絶対A判定」の論作文ネタを用意するコトが必要なのです。

「絶対A判定」の論作文ネタの作り方

それでは、具体的に「絶対A判定」の論作文ネタの作り方=論作文の勉強法について紹介します。

私は以下の手順で論作文ネタを作りました

論作文の勉強法
  1. 執筆テーマは「狙われやすい具体的なテーマ」を選ぶ
  2. 制限時間を設定せずに「じっくりと考えて」書く
  3. 「A判定」が出るまで何度も論作文を書き直す
  4. 「A判定論作文」を他の専門家にも評価してもらう

この4点について、以下に詳しく説明します。

① 執筆テーマは「狙われやすい具体的なテーマ」を選ぶ

「絶対A判定」の論作文ネタを作るにあたって、テーマ選びは大切です。 「狙われやすい具体的なテーマ」で執筆することをオススメします。

ここ最近の傾向でオススメできそうなテーマは

  • いじめ・不登校問題(安定した学級経営)系
  • 確かな学力&主体的・対話的な学び系
  • 規範意識系
  • 情報リテラシー系
  • 教師としての使命感系
  • チーム学校系
  • 道徳教育系

こんなところでしょうか。

自治体によっては「変」や「学級」など、抽象的なテーマが出題されることがあります。

その場合は、基本的に「テーマの選定は受験生に委ねられている」と考え、準備してきた持ちネタから提示されたテーマに合わせて執筆すれば良いです。

つまり、気にせず「狙われやすい具体的なテーマ」で準備すれば良いでしょう。

② 制限時間を設定せずに「じっくりと考えて」書く

論作文ネタを執筆する時は「時間制限を設定せずにじっくり考えて書く」ことをオススメします。

書きだしから試行錯誤して、アレコレ書き直しながら・・・時にはインターネット、参考書などの資料で調べながら、自分の価値観と合致する論作文ネタを執筆しましょう。

執筆した論作文ネタはこのあと添削してもらいます。せっかくの機会ですので、全身全霊を注いだ最高の論作文を提出しましょう。

「本番は制限時間があるのに、そんな悠長なことをしては意味がないのでは…」

なんて考えは不要です。

時間を掛けてもいいので、最高の論作文を作りましょう。

③ 添削は「A判定」が出るまで書き直して提出

論作文を執筆できたら、教員採用試験の論作文指導の専門家に「A判定が出るまで」くりかえし評価・指導してもらいましょう

  • 予備校や通信教育の有料論作文サービス
  • 教員採用試験や予備校や塾の講師
  • 大学教授などの指導経験者
  • 教員採用試験の採点官経験者

などなど、自分が「いい」と思った採点官を選んで評価を依頼しましょう。

受験生時代の私は「3つの有料サービス」を活用しました。

基本的には「A判定」が出るまで同じテーマで書いて同じ専門家に「再提出」します。

毎回、判定とともに指導が入ります。その指導点を修正して書き直し、再提出します。再提出したら、その分の料金が掛かりますが、構いません。

とにかく「A判定」が出るまで「再提出」です。ココでは「A判定以外は価値がない」と思って取り組みましょう。

ただ、予備校などの大手有料サービスの多くが

「10回中7回は指定の課題、3回は自由課題」
「5回全て指定の課題」

というように、自由課題での添削回数が制限されているケースが多いので、同じテーマで繰り返し添削依頼ができるサービスは限られています。1回の添削で解決できたら誰も苦労しないんですけどね・・・

同じ課題を何度も添削してもらうために「自由課題」での添削回数の多いサービスを選びましょう

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④「A判定の論作文」を他の専門家にも評価してもらう

先にも書きましたが、論作文を専門家に評価してもらっても、それはやっぱり「主観的評価」になります。ある専門家が「B」と判定しても、別の専門家は「C」と判断する。そんなことはよくある話です。

自信を持って「自分の持ちネタ」にするためには「複数の専門家」に見てもらうと良いでしょう。

「あるサービス」で「A判定」を獲得した論作文を、そのまま「別のサービス」で評価してもらうのです。複数の専門家に添削依頼を繰り返し「2人以上の専門家からA判定」をもらえた「絶対A判定」の論作文を作りましょう

「絶対A判定」の論作文準備はまさに「急がば回れ」

私は、このやり方で

  • 「誰が評価してもA=絶対A判定」を4テーマ
  • 「誰が評価してもB判定以上」を2テーマ

合計6テーマを「持ちネタ」として準備し、教員採用試験に臨みました。

結果、一発合格の3府県3連勝で終えることができました。

「絶対A判定」の論作文テーマを準備するコトは、絶対的な自信を持って論作文試験に臨むコトにつながります

それだけでなく、論作文のネタは面接や討論でも十分に活用できるので、絶対A判定の論作文ネタを複数持っていると、教員採用試験そのものに自信を持って臨めます。

そう考えれば「絶対A判定」の論作文テーマを準備する価値は絶対にあると言い切れます。

複数の採点官に評価を依頼すると、少々コストが掛かります。時間も少し掛かります。それでもやる価値は絶対にあります。まさに「いそがば回れ」です。

頑張って取り組んでみてください。

3 件のコメント

  • はじめまして。
    今年教員採用試験を受験予定の者です。

    「教員採用試験「論作文」で合格点をもらえる作文ネタの作り方」を拝読し、とても参考になりました。

    ひとつお伺いしたいことがあります。

    例えば、専門家1にA判定が出るまで添削していただいた後、専門家2に添削していただくとします。
    その後専門家2に何度か添削していただいてA判定が出たとします。
    しかし、専門家2のA判定が出るまで直した論作文は、最初に専門家1のA判定をいただいた論作文とは別物になってしまいます。
    専門家2によってA判定になった論作文を、仮にもう一度専門家1に見せたら、A判定になるとは限らないのかなと思いました。

    結局は、1番最後に添削をお願いした専門家の、好みの文章になってしまうのかなと…。

    勿論、複数の専門家に添削していただくというアイデアはとても素晴らしいし、是非私もそうしたいと考えております。
    だからこそ、上記の「1番最後に添削をお願いした専門家の、好みの文章になってしまうかもしれない」という点について気になってしまったので、その点についてのお考えをお聞きしたいです。

    乱文・長文失礼いたしました。

    • はじめまして。
      ご質問ありがとうございます。

      確かにご指摘の通りです。
      なので、両方Aは狙いに行きますが、拘り過ぎないようにもしていました。
      具体的には
      1人の採点官にAが貰えていて、その他の採点官がB以上であっても、それはOKということにしていました。
      Bは合格ラインを超えていると判断し、次のテーマでの論作文の執筆に力を注いでいました。

      ただ、もし片方がC判定が出るようであれば、その理由を確認したほうが良いでしょう。
      特に例示した実践内容で引っかかっているのであれば、それは変更したほうが良いのでないか?という目安にはなると思います。

      ただ、そういうケースはかなり稀だと思います。
      本当のプロの採点官がAを出した場合、おおむね他の採点官からもAかBが出るはずです。

      それなら複数の採点官に観てもらう意味ないのでは?
      と思われるかもしれません。

      そこはブログにも書かせていただいたのですが
      >教員採用試験そのものに自信を持って臨める
      といメリットもあります。

      そういったことも考えながら、ぜひ余力のある限り複数の専門家に採点してもらうことにチャレンジしていただけたらと思います。
      原村様のご質問への返答になっていれば幸いです。

      これからも「だいつぶ先生ネット」のご利用、よろしくお願い申し上げます。

      • お返事ありがとうございます。
        疑問だったことが解決しました。
        出来る範囲で、その方法を実践してみます。
        ご丁寧に教えてくださり、本当にありがとうございました。

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