高校野球と言えば甲子園。
甲子園の高校野球と言えば、球児の汗と涙、スタンドの声援…そしてブラバン応援ですね。
この記事では
共感はうれしいですが、残念ながら異論・反論のほうが多いのではないか…と思います。
そんな時は
「何も知らん奴が寝ごと言うとるわい…」
くらいな感じで受け流していただければありがたいです。
▼高校野球ブラバン好き「だいぶつ」のブラバン応援に関する評価ポイントとオススメ高校についてご覧になりたい方はこちら
目次
甲子園ブラバン応援「おすすめ高校ランキング5校+α」はココだ!
それでは、甲子園ブラバンマニアのだいぶつがおすすめするブラバン応援の高校を紹介します。
今回は、下記の超おすすめ「ベスト5校+α」についてお伝えします。
- 慶應義塾高校(神奈川県)
- 龍谷大学付属平安高校(京都府)
- 智辯学園和歌山高校(和歌山県)
- 市立習志野高校(千葉県習志野市)
- 天理高校(奈良県)
- PL学園高校(大阪府)
【殿堂】PL学園高校(大阪府)
~眠れるブラバン応援のカリスマ~
- 総合 ★★★★☆
- 音量 ★★★★☆
- 音質 ★★★★☆
- テンポの使い分け ★★★★★
- 選曲(編曲) ★★★★☆
- 曲の定番度 ★★★★★
- スタンド全体との一体感 ★★★★☆
総評
僕の中では「ブラバン応援の神的存在」です。
その全盛期は、PL学園しか演奏しない…独特な曲ばかりで構成された完成度の高い応援で、多くのブラバン好きからも高い評価を受けていました。
重低音やシンバルの使い方がとても上手というか、個人気にかなり好みのブラバン応援でした。
また、PL学園と言えば「人文字応援」とのコラボ。
曲や状況に合わせてマスゲーム的に文字や絵を出す応援スタイルは「大応援団」の名に相応しく、相手を威圧し、味方を後押しする応援そのものでした。
晩年は「マメマメ」や「ルパン」などPL学園らしくない新曲が登場したり、生徒数の減少で人文字ができなくなるなどの衰退をみせながら、硬式野球部の休部とともに、甲子園に姿を見せる機会がなくなりました。とても残念です。
今は、存続する「軟式」野球部が全国大会に出た時のみ、PL学園ブラバン応援の雄姿を見ることができます。
オススメ動画
Youtubeより引用
【第5位】天理高校(奈良県)
~抜群の音量と音質のバランス~
- 総合 ★★★★☆
- 音量 ★★★★☆
- 音質 ★★★★☆
- テンポの使い分け ★★★★★
- 選曲(編曲) ★★★☆☆
- 曲の定番度 ★★★★★
- スタンド全体との一体感 ★★★☆☆
総評
オールド???ブラバンファンを中心に人気がある天理高校。
天理高校の良さはズバリ「音量」と「音質」のバランスです。
吹奏楽の経験がない僕が言うのもずいぶん勝手なのですが、出すぎず遠慮もせずちょうどいい音量とキレがある…「聴きやすい大音量」です。
大太鼓を使わない(?ですよね?たぶん使ってないですよ)分、重厚さはそれほどで感じませんが、小太鼓を効果的に使った小気味の良い演奏が天理高校野球部の攻撃を盛り上げます。
攻撃時は基本3曲のループとチャンステーマ「わっしょい」、そしてヒットが出た時の「ファンファーレ」の計5曲のみ。攻撃時の3曲はどれも六大学野球などで古くから使われている定番中の定番曲。
流行曲が中心の今のブラバン応援では、真似をしする学校がないのも納得するくらいの超地味な曲目。
でも、なぜか天理が演奏すると「ああ…いいなあ…」と心を動かされてしまいます。
つまり、ほかの学校にはない「地味な曲もカッコ良く仕上げる上手さ」が天理高校のブラバンにはあるのです。
以前は天理教関係の曲を編曲した曲目もあったのですが、今は影を潜めています。個人的には好きだったのですが・・・
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Youtubeより引用
【第4位】習志野高校(千葉県)
~誰もが認める「ザ・美爆音」~
- 総合 ★★★★☆
- 音量 ★★★★★
- 音質 ★★★★★
- テンポの使い分け ★★★☆☆
- 選曲(編曲) ★★★☆☆
- 曲の定番度 ★★★★☆
- スタンド全体との一体感 ★★★★☆
総評
公立高校では間違いなく日本最高。私立を含めてもトップクラスのブラバン応援の有名校。
「美爆音」という言葉は習志野高校のブラバン応援のためにある…そんなレベルの「美爆音」な習志野高校のブラバン応援。
プロ野球「千葉ロッテマリーンズ」の応援団とコラボして、応援のプロ野球デビューを果たしたほどのレベルです。
特にチャンステーマの「レッツゴー」は、一度聞いてしまうと頭から離れない魔曲的存在。
音は質量ともにダントツ最高レベル。
個人的には、他にあと数曲、独特の定番曲が欲しいなあ…と。
特に緩急?高低?を使って、場面に応じた「レッツゴー以外の定番曲」をぜひ…とリクエストしてみたいです。
となると「新曲」になるのですが、ぜひ10年くらいかけて定番曲に育てて、習志野ブラバンに新たな魅力を…と思います。
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Youtubeより引用
【第3位】智辯学園和歌山高校(和歌山県)
~平成の神チャンテ「ジョックロック」~
- 総合 ★★★★☆
- 音量 ★★★★☆
- 音質 ★★★★★
- テンポの使い分け ★★★★★
- 選曲(編曲) ★★★★☆
- 曲の定番度 ★★★★☆
- スタンド全体との一体感 ★★★★☆
総評
智弁学園和歌山高校と言えば、チャンステーマの神曲的存在の「ジョックロック」。
しかし、ジョックロックはまだ新しい部類の曲なんです。その証拠に、智辯和歌山が初優勝した1994年当時は演奏されていませんでした。
そして智辯和歌山はもともと「上手いけれども演出に欠ける=地味」という印象でした。
なぜなら、ジョックロックが登場するまでの智辯和歌山の応援は、チャンステーマが無く、チャンスの有無に関係なくイニングごとに同じ曲を淡々とループさせる応援スタイルだったからです。
しかし、チャンステーマとしてジョックロックが登場するとブラバン応援の雰囲気が一変。
何せ、兄弟校である智弁学園のチャンステーマを「アフリカン」から「ジョックロック」に変更させるほどの威力ですから、いかにジョックロックが多くの人の心を揺さぶったかが伺えます。
智弁学園もそうですが、智辯和歌山には新曲に押されて演奏機会が減った「定番曲」がいくつかあります。
野球部が実績を残すようになり、智辯和歌山と言えば…となりつつあった時期に、新曲がいくつか導入され、定番曲の演奏機会が減ってしまったコトは少し残念に思うところです。
今はそれらの新曲も「智辯和歌山の定番曲」として定着しているので、暫くは「新曲」を控えてもらったほうがうれしいかな?と思います。
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Youtubeより引用
【第2位】龍谷大平安高校(京都府)
~人気の定番曲で相手を威圧~
- 総合 ★★★★☆
- 音量 ★★★★☆
- 音質 ★★★★★
- テンポの使い分け ★★★★★
- 選曲(編曲) ★★★★★
- 曲の定番度 ★★★★★
- スタンド全体との一体感 ★★★☆☆
総評
まず龍谷大平安の応援を評価している点が、カッコイイ「定番曲」の豊富さですね。
僕の中で「平安」と言えば「あやしいボレロ」であり「空紺碧に」「HEIAN」なんです。
これらの定番曲は高校野球ファンなら聴いただけで「平安だな」と分かりますし、多くの人が「いいね!」をポチってしまうカッコよさがあります。
特にチャンステーマの「あやしいボレロ」は智辯和歌山の「ジョックロック」の「勢い派」に対する「威圧派」のナンバーワンです。
関係ないですが、ココのユニフォームも好きです。
シンプルだけでど決してダサくない。平安の伝統とネームバリューがそのシンプルさに華を添えてブランド感を演出しています。応援もまさにそんな感じです。
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【第1位】慶應義塾高校(神奈川)
~愛校心に支えられた日本一の応援~
- 総合 ★★★★★
- 音量 ★★★★☆
- 音質 ★★★★★
- テンポの使い分け ★★★★★
- 選曲(編曲) ★★★★★
- 曲の定番度 ★★★★★
- スタンド全体との一体感 ★★★★★
総評
あくまで超個人的な意見として、慶應義塾高校の応援が総合力で最高だと思っています。
慶應義塾の最も評価できる点は「スタンドとの一体感」です。
基本的な応援スタイルは六大学野球の応援そのままで、特に得点した際の「若き血」の合唱シーンはイロイロな意味で圧巻です。
あれはもう、強烈な「愛校心」があるからこそ演じることのできるレベルで、部外者には「嫉妬レベル」のスゴさです。
そういう意味では早稲田実業も同じなのですが、早稲田よりも慶應なのは文句なしで「選曲」の上手さです。
とにかく慶應義塾のレパートリーはひとつひとつがカッコよすぎる。
「アニマル」や「シリウス」「疾風」などの比較的新しい曲目(ですか?)はモチロンのこと、「ダッシュ慶應」のような超がいくつ付いても足らないくらいの古典的な曲ですら、元祖の慶應義塾が演奏するとカッコイイ。
グイグイと後押しする雰囲気の曲を次々と演奏するだけでなく、曲目が変わるタイミングでも全く雰囲気を全く切らさないよう演奏されているところも素晴らしいです。
とにかく「慶應スタイル」の徹底度が半端ない「ハイレベルな応援」だと思います。アッパレ。
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Youtubeより引用
まとめ:甲子園ブラバン応援は「ブラバンのお披露目会」ではなく「野球の応援」
今回は、小学生時代から約30年以上、甲子園のブラバン応援を愛しているだいぶつの独断と偏見で、オススメのブラバン応援をランキング形式で以下の6校ご紹介しました。
- 慶應義塾高校(神奈川県)
- 龍谷大学付属平安高校(京都府)
- 智辯学園和歌山高校(和歌山県)
- 市立習志野高校(千葉県習志野市)
- 天理高校(奈良県)
- PL学園高校(大阪府)
だいぶつ的にブラバン評価のポイントを一言で表しますと
ブラバン応援は「ブラバンのお披露目会」ではなく「野球部(学校)の応援」だ
というコトです。
ブラバンそのものの魅力を追求するのではなく、あくまで「応援」に拘って選曲、編曲、演奏をしている学校には、単に「上手い」だけではない魅力を感じます。
人気曲や流行曲を取り入れ「ブラバンの魅力で押す学校」が増える中、「応援」にこだわっているように見えるブラバン応援を個人的には応援していきたいと思います。
異論、反論、共感イロイロあると思いますが・・・
ブラバンファンのみなさん!
これからも「それぞれの視点と好み」を大切にしながら一緒に甲子園のブラバン応援とともに高校野球を楽しみましょう!
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