教員採用試験…併願で確実に合格率をアップさせる「2つの工夫」

教員採用試験「その他」

教員採用試験で自治体を複数受験する「併願」をする方はたくさんいると思います。

その中でも

「第一希望の自治体でなくてもいいから、次の教員採用試験には絶対に合格したい!」と思っている方や「地元に残れなくても、地元近隣の都道府県までには留まりたい…」と思っている方は必見です。

この記事では、教員採用試験の合格率をアップさせられる「出願時にできる併願の工夫2つ」を紹介します。

こちらでも、同様の内容を音声で説明しています。忙しい方は作業をしながらでも聞いて確認することもできます。



教員採用試験での併願のススメ

併願することをオススメする合格経験者

まず、教員採用試験における「併願」の大切さにつて触れておきます。

教員採用試験は合格しそうでなかなかできない…不思議な試験と言われています。

ただ、なかなか合格できない人の中に「併願をしない人」がいます。

その反面、一発で合格できる人の多くに「併願をする人」がいます。

この私も

希望の自治体に「一発合格」できましたが、その理由のひとつは「3府県を併願」したこと

だと考えています。

なので、教員採用試験に合格したい人は「併願」をしましょう。

併願をするメリットとして、以下のことが挙げられます。

教員採用試験の併願メリット

  • 複数回の受験機会がある実感が安心感からの「合格率向上」
  • 本番の雰囲気を経験することでもたらす場慣れ効果からの「合格率向上」
  • 自分に合った試験内容で自治体選択をすることによる「合格率向上」

こうやって考えてみると「併願」にデメリットは見当たりません。

もちろん、お金や時間などのコスト面では大きなロスが生まれますが、それを受け入れてでも「併願」はやる価値があります。

併願先に合格しても行く気が無い…それでも、本番さながらの経験を積むことは来年度の受験に向けて必要不可欠な経験になるはずです。

 

出願で大切なのはエントリーシートだけではない

教員採用試験合否を分けるエントリーシートへの記入内容

教員採用試験の出願で大切なコトと言えば、まず「エントリーシート」への記入ですね。

なぜならエントリーシートの内容によって、面接での質問が変わる…つまり、エントリーシートの内容によって教員採用試験の合格率が変わるからです。

エントリーシートで自分自身を正しくアピールできるように

  • 書き込む内容は万全を期したものを提出する…
  • 受験自治体が提示した出願方法に従ってミスなく出願する…

といった努力は必要です。

そして、試験に向けた日々の努力も必要です。

それらをナシにして、教員採用試験の合格率アップは望めません。

しかし、それだけではありません。

エントリーシートをキッチリと書くこと以外にも、合格率をアップさせることができる「出願時の工夫」があるのです。



合格率アップ!出願時に使える「併願の工夫2つ」はコレだ!

併願時にできる工夫が2つあるよ

出願時に使える「併願の工夫」は以下の2つです。

出願時に使える併願の工夫2つ

  1. 倍率が確定してから“低倍率の自治体を選んで併願受験する”
  2. 同日日程の自治体を併願して“受験回数を増やす”

「低倍率の試験を自分で選んで併願受験できる」または「受験回数を増やせる」…こんなことができたら、私たちの合格率は確実にアップすると思いませんか?

しかし本来、教員採用試験の倍率は出願後に判明する…

また、同日日程の自治体は試験日が同じである以上、併願はできないハズ…

ですが、ちょっとした手間を掛け、視点を変えて行動すればどちらも実現可能なのです。

それでは、それぞれの工夫について具体的に説明します。

 

① 倍率が確定してから“低倍率の自治体を選んで併願受験する”

低倍率の試験は合格しやすい

教員採用試験のような合格定員枠のある試験では、倍率が少しでも低くなることを願いますよね。

私もそうでした。

なぜなら、倍率が0.1でも低ければ、合格率が確実にアップするからです。

例えば、1000人が出願した試験で倍率が2倍と3倍なら合格者は500人と333人、順番で言うと約170番の違いがあります。私たちが合否を決めるボーダーライン上にいる場合、この170番の違いは大きいですね。

そこで、併願受験をする自治体を選択するのに、倍率が確定してから“確実に低倍率の自治体を選んで併願受験する”工夫の手順を紹介します。

確実に低倍率の自治体を選んで併願受験する手順

  1. 試験内容を確認し、併願受験しやすい自治体を絞る
  2. 自治体の倍率を予想して、出願する受験候補の自治体をさらに絞る
  3. 受験候補の全自治体の書類を入手する
  4. 入手した全自治体の書類を記入して出願する
  5. 開示された倍率を参考に、低倍率の自治体を選択して併願受験する

 

1.試験内容を確認し、併願受験しやすい自治体を絞る

低倍率になりそうな自治体を探して選択しよう

まずは、各自治体の試験内容を確認しましょう。そして、自分が併願受験しやすい自治体を絞ります。

その際には

試験内容が第一希望の自治体の試験内容に近い自治体を探しましょう。

なぜなら、日頃対策をしていない試験科目を課している自治体で受験すれば、その分不利になるからです。倍率の低い自治体を狙ったメリットを打ち消してしまいます。

私たちは第一希望の自治体の試験内容に合わせて日々の対策を行うべきですし、併願先を決める際にはそのことを考慮に入れるべきです。

とは言っても、多少の違いは構いません。

例えば、自分の第一希望の自治体では水泳実技が無くても、自分が水泳に苦手意識がなく人並みにはできる自信があれば、試験科目に水泳実技のある自治体を併願先に選ぶのはアリです。

この段階では併願先の自治体を絞りすぎずに、できるだけ沢山の自治体をピックアップおきましょう。

 

2.自治体の倍率を予想し、出願する受験候補の自治体をさらに絞る

倍率と条件を照らし合わせて併願先を決めよう

第一希望と同傾向の自治体など、受験しやすい自治体をピックアップしたら、それらの自治体の倍率を予想しましょう。

そして出願する自治体を絞りましょう。

倍率の予想は過年度の受験結果を参考にしましょう。

全自治体の過年度の倍率が一覧になっている表などがどこかにあるはずです。インターネットでも「教員採用試験 倍率」などで検索をすれば出てきます。

昨年度の倍率が低く、今年度の募集人数が昨年度並みかそれ以上あれば、今年も低倍率になる可能性が高いです。

そして、試験科目も考慮に入れて、出願する受験候補の自治体を絞りましょう。最終的には5自治体以上には出願したいところです。

この段階では日程の重複はあまり気にしなくていいです。なぜなら、試験日程が重複しても倍率の低いほうを選択して併願受験すればいいからです。

 

3.受験候補の全自治体の書類を入手する

出願書類をとりよせよう

出願する自治体が決まったら、出願資料を取り寄せましょう。

たくさんの自治体の出願資料を取り寄せると、資料の管理が難しくなる恐れがあります。

混在してしまわないよう保管方法を工夫をしましょう。

例えば、出願資料が送付されてきた封筒の端をキレイに切り取って保管するようにしたり、クリアファイルに自治体名を書いて保管するなど、工夫して分別しましょう。

 

4.入手した全自治体の書類を記入して出願する

受験したいと思う自治体全てに出願しよう

全てのエントリーシートや必要書類を揃えて出願します。

ここでは手間が掛かりますが、エントリーシートを含めて各内容はほぼ同じハズです。集中して丁寧に準備しましょう。

そして、提出した資料は必ずコピーなどををして複製し、保管するようにしましょう。

 

5.開示された倍率を参考に、低倍率の自治体を選択して併願受験する

どの自治体を受験するかを検討しよう

そして、出願状況を各自治体のホームページで確認します。

実際に出た倍率を比べて、最も低い倍率の自治体を優先して受験すればOKです。

日程などの関係で受験できなかったところは辞退となります。

もちろん、受験する自治体を決める時は、倍率だけでなく「試験科目・配点・出題傾向」なども考慮し、自分が実力を発揮できそうな自治体を選択しましょう。



② 同日日程の自治体を併願して“受験回数を増やす”。

同じ併願をするなら「第一希望の自治体の近隣で併願受験をしたい」と考えている人は少なくないはずです。

近隣地域の試験は同一日程で受験しにくい

しかし、基本的に近隣の自治体は申し合わせたように同日日程で試験を実施します。

そして同日日程の自治体の併願する人はほとんどいません。同日に複数の会場で受験をすることに現実味を感じないからでしょう。

なので「えっ?そんなことできるの?」と思うかもしれませんが、できます。

私は実際に、今からみなさんのご紹介する方法で、大阪府と奈良県を1次の面接と2次の2度にわたり同日受験し、W合格することができました。

ただ、この方法は運任せなところがあるので、結局できないこともあります。

しかし、やってみる価値は充分にある方法です。

 

同一日程の併願受験が可能になるための「3つの条件」を揃える

この同一日程の併願受験を実行するには「必要な条件」が3つあります。

その3つを理解して揃えましょう。

同一日程の併願受験に必要な条件3つ

  • 併願先の受験会場への移動時間をおおよそ2時間以内で設定
  • 併願する両自治体の受験番号ができるだけ先頭と後尾になるよう出願
  • 同日日程の試験内容は「筆記試験」よりも「面接・実技試験」を選択

この3つの条件が揃わないと併願は難しいですが、揃えることは可能です。

同一日程の受験に向けて落ち着いて考え、行動しましょう。

それぞれの条件を揃えるための具体的な考え方や方法について、以下に詳細を説明します。

 

併願先の受験会場の移動にかかる時間をおおよそ2時間以内で設定

併願先の受験会場への移動が、おおよそ2時間前後以内で済む自治体を探しましょう。

同日併願は、同日内で併願先の受験会場への移動が必要です。例えば、A自治体を受験した後にB自治体の受験会場へ移動します。

併願先の移動は2時間以内で考えよう

まずは、移動で使う交通手段と掛かる時間の確認をしましょう。移動時間が掛かりすぎると2つ目の自治体の試験に間に合わず、併願失敗となります。

例えば、関西地区で大阪府を併願の中心にするなら、大阪(市)・堺市・豊能地区・兵庫県・京都府(市)・奈良県・和歌山県・滋賀県なら2時間前後で移動が可能です。しかし、滋賀県を中心に和歌山県・奈良県との併願をしようとすると、受験会場によっては厳しくなります。

おおよそ2時間前後以内で移動できる自治体で併願しましょう。

 

併願する両自治体の受験番号ができるだけ先頭と後尾になるよう出願

同日日程の併願受験を実現するためには、併願する両自治体の受験番号が「先頭付近」と「後尾付近」になるよう出願しましょう。

受験番号の割り振りを考えて出願のタイミングを工夫しよう

この説明ではちょっと分かり難いかもしれませんね。

例えば、併願する自治体の出願数が仮に同じ1000人だった場合

A自治体の受験番号が1番で、B自治体の受験番号が1000番であることが理想です。

それはムリな話だとしても、可能な限りそれに近い状況にしたいところです。

なぜなら、面接や実技試験のような個人や小グループで行われる試験であれば、ほぼ受験番号順に試験が行われ、A自治体では朝イチで試験が実施され、B自治体では午後の遅くに試験が行われる状況を作り出せるからです。

ではどのようにして、両自治体の受験番号を先頭付近と後尾付近にするのか。以下の要領で出願のタイミングに工夫をしましょう。

A自治体…出願期間の初日の朝イチで窓口出願する。

B自治体…出願期間最終日の消印が付く最終時刻前に中央郵便局窓口に直接手渡し。(消印有効の場合)

※窓口で当日の消印を付けてもらうよう、念押しで確認しましょう。
※「締切日必着」が出願条件の場合は、日付指定をして受付最終日に到着させるか、自治体の受付窓口に持参しましょう。

すると、A自治体の受験番号はかなり若い番号で。B自治体の受験番号はかなり後ろの番号になります。

受験番号が前と後ろに分けることができれば可能性が広がります

こうなると、同日に面接の日程が被った場合でもA自治体では午前中の受験、B自治体は午後の受験となるケースが出てきます。つまり、午前中にA自治体で受験をし、午後にB自治体で受験できるようになります。

同日日程の試験内容は「筆記試験」よりも「実技試験や面接」を選択

教員採用試験の面接試験

同日日程の試験内容を確認しましょう。

そして、できるだけ試験場所の移動時間が確保できる「実技試験や面接」が実施される都道府県で併願しましょう。

まず同日日程の併願は、下記のように併願先双方の集合時刻の間に間隔が欲しいです。移動時間に充てるためです。


・A自治体…9:30開始
・B自治体…14:00開始

これは先に説明した方法で、受験番号を先頭と後尾に付与されるようにすればOKです。

そしてこれらの試験内容が「実技試験や面接」であれば、併願受験がしやすくなります。しかし「筆記試験」になると、スケジュールが厳しくな併願受験できなくなる可能性があります。

なぜなら「筆記試験」の多くは午前中から開始されます。そして基本的に受験者全員は一斉集合で、拘束時間も長くなります。その一方で「実技試験や面接」は小グループもしくは個人で実施するので、拘束時間が短いです。このことが移動時間の確保に繋がるからです。

上記の例であれば


・A自治体…9:30開始「実技・面接」
・B自治体…14:00開始「筆記試験」

なら、比較的楽だと思われるのですが


・A自治体…9:30開始「筆記試験」
・B自治体…14:00開始「実技・面接」

となると、A自治体の終了時刻が正午を超える可能性があるので、B自治体での試験開始時刻に間に合わないかもしれません。

しかし、実は私が大阪府と奈良県を受験した時はこんな感じでした。


・大阪府…  9:00開始「筆記試験」
・奈良県…13:00開始「筆記試験」

これは状況としてはかなり厳しいです。

しかし、何とか奈良県の筆記試験開始10分前に到着して受験できました。

奈良県の筆記試験が珍しく午後開始だったこと、受験会場が何とか1時間程度で移動できる場所だったことなど、とにかく運が良かったです。

繰り返しますが、以上の事を参考にして同日日程の試験内容を確認しましょう。

そして、できるだけ試験場所の移動時間が確保できる「実技試験や面接」が実施される都道府県で併願するのが良いです。

 

まとめ:出願で可能な限りの工夫をして教員採用試験の合格率をアップさせよう!

絶対に合格ずるぞ!

いかがでしたか?

教員採用試験の合格のためには、各試験科目の対策をすることも大切ですが、それ以外にも出願時にちょっとした工夫を施すだけで、合格率をアップさせることが可能になります。

ただ単に併願するのではなく、少しでも合格率を上げられるようトライしてみてください。

そして、教員採用試験の合格を現実のものにしてくださいね。

 

こちらでも、同様の内容を音声で説明しています。忙しい方は作業をしながらでも聞いてみてください。