【小学校教員採用試験】倍率都道府県別ランキング!低い狙い目の自治体はココだ!

倍率率ランキングアイキャッチ 教員採用試験「その他」

今回は、2020年度(2021年採用選考)公立小学校教員採用試験の都道府県別(自治体別)の倍率について、いくつかの視点でまとめてみました。

だいぶつ
倍率が低い自治体、ねらい目の自治体をチェックしてくださいね。

受験先、特に併願先を考える上での参考にしてもらえたらと思います。

過去分と比較ができるよう、2019年度(2020年採用選考)の倍率も併記しています。

2020年度・教員採用試験(小学校)の全国平均倍率は?

教員採用試験の倍率全国平均は2.8倍

近年、教員採用試験の倍率が低下していると言われています。

特に小学校の倍率低下は凄まじく、2019年(平成30年)度の教員採用試験(小学校)の全国平均倍率は2.8倍だったと言われています。2017年の全国平均倍率が3.6倍なので2年で、0.8倍も低下したことになります。

だいぶつ
過去最高だった2000年の12.5倍に比べるとかなり低下してますね…。

基本的に、教員採用試験のような選抜試験において「3倍以下」の倍率は、優秀な人材を選抜するが難しくなる「危険水域」と言われています。全国平均が危険水域を下回っていることから、その深刻さが分かります。

しかし、自治体にとっての「危険水域」は、受験する側にとっては「大チャンス」です。なかなか合格を手にできず苦労されている方は、このチャンスを逃さずに合格を手にしたいところですね。

 

2020年度 小学校・教員採用試験 倍率ランキング

小学校教員採用試験の都道府県別倍率ランキング

特に教員として働く自治体に拘りがないのであれば「できる限り低倍率の自治体で受験する」というのも、やり方として間違いではありません。

そこで、2020年に実施された教員採用試験(公立小学校)の倍率を、自治体(都道府県)別にランキングにして比べてみることにします。

倍率が低い自治体ランキング

小学校教員採用試験低倍率ランキングトップ10

まず、倍率の低い自治体トップ10を紹介します。

小学校教員採用試験・低倍率トップ10(2020年度)

2020年 2019年
①北海道 1.3 1.3
②福岡県 1.4 1.4
②長崎県 1.4 1.4
②大分県 1.4 1.7
②佐賀県 1.4 1.3
⑥山口県 1.5 1.7
⑥山形県 1.5 1.7
⑧富山県 1.6 1.7
⑨広島県・広島市 1.6 1.6
⑩福島県 1.7 1.7
⑩埼玉県 1.7 2.6
⑩宮城県 1.7 2.0

10位が同率で3自治体ありましたので、12自治体をピックアップしました。


倍率の低いランキング1位は「北海道」
です。

ちなみに、北海道は2年連続で1位です。

それ以外の顔ぶれをみても、九州地方や中国地方自治体が目立ちます。

トップ10は、何れの自治体も1倍台です。出願した受験生の中に当日欠席や受験辞退をする人がいることを考えると、実質倍率はこれらの数字よりもさらに低くなっていたことが考えられます。

これらの自治体は、来年度の試験で余程のことが無い限りは低倍率のままに落ち着く可能性が考えられます。

だいぶつ
実際、2019年度に1倍台だった自治体の多くが2020年度も1倍台の倍率に低迷していました。

どうしても合格を勝ち取りたい方は、縁もゆかりも無い自治体であっても受験を検討してみる価値はありそうですね。

 

とは言え、先ほど紹介した「危険水域」の3倍を切った自治体は他にもたくさんあります。

以下のような自治体が2020年度の教員採用試験(小学校)の倍率が3倍を切りました。

倍率3倍未満の自治体(2020年度)

2020年 2019年
北海道 1.3 1.3
福岡県 1.4 1.4
長崎県 1.4 1.4
大分県 1.4 1.7
佐賀県 1.4 1.3
山口県 1.5 1.7
山形県 1.5 1.7
富山県 1.6 1.7
広島県・広島市 1.6 1.6
福島県 1.7 1.7
埼玉県 1.7 2.6
宮城県 1.7 2.0
北九州市 1.8 1.4
千葉・千葉市 1.8 2.0
秋田県 1.8 2.7
山梨県 1.8 1.9
熊本県 1.8 1.9
茨城県 1.8 2.0
福岡市 1.9 3.2
宮崎県 1.9 1.7
愛媛県 1.9 1.9
青森県 2.0 1.9
岐阜県 2.0 2.1
東京都 2.1 2.1
鹿児島県 2.1 2.6
横浜市 2.1 1.9
島根県 2.2 2.4
大阪市 2.3 2.4
新潟県 2.3 2.3
岩手県 2.3 2.7
新潟市 2.4 2.4
石川県 2.5 2.6
静岡市 2.5 3.0
熊本市 2.5 3.0
和歌山県 2.6 2.3
栃木県 2.6 2.6
札幌市 2.6 3.0
さいたま市 2.6 2.5
滋賀県 2.7 3.2
静岡県 2.8 2.7
香川県 2.8 2.6
福井県 2.9 3.2
川崎市 2.9 2.6
神奈川県 2.9 3.0

 

倍率が高い自治体ランキング

逆に、倍率の高かった自治体をランキングで整理してみました。

小学校教員採用試験・高倍率トップ10(2020年度)

2020年 2019年
①神戸市 6.9 5.7
②高知県 6.0 7.2
③堺市 5.7 4.1
④奈良県 5.0 5.0
⑤兵庫県 4.9 5.2
⑥沖縄県 4.7 4.2
⑦三重県 4.3 3.8
⑧京都市 3.9 3.8
⑨名古屋市 3.8 6.5
⑩徳島県 3.6 3.6

2020年度の公立小学校の教員採用試験で、最も倍率が高かった自治体は「神戸市」でした。それ以外は「高知県」「堺市」「奈良県」「兵庫県」と関西地方の自治体が目立ちます。

とは言え、正しく選抜試験の性質が確保されると言われている「5倍」を超えているのは、わずか上位4自治体のみです。



全国都道府県市別の倍率一覧表(2020・2019年版)

小学校教員採用試験の倍率一覧都道府県別

それでは最後に、2020年度に実施した全国の都道府県別(自治体別)の倍率を一覧表でまとめたものをお見せします。

探しやすいよう、北から順番に整理しています。

ご自身が第一希望で考えている自治体、併願先で考えている自治体の倍率を確認してみてください。

全国都道府県・小学校教員採用試験倍率一覧(2020年度)

2020年 2019年
北海道 1.3 1.3
札幌市 2.6 3.0
青森県 2.0 1.9
岩手県 2.3 2.7
宮城県 1.7 2.0
仙台市 3.0 3.1
秋田県 1.8 2.7
山形県 1.5 1.7
福島県 1.7 1.7
茨城県 1.8 2.0
栃木県 2.6 2.6
群馬県 3.4 4.1
埼玉県 1.7 2.6
さいたま市 2.6 2.5
千葉・千葉市 1.8 2.0
東京都 2.1 2.1
神奈川県 2.9 3.0
横浜市 2.1 1.9
川崎市 2.9 2.6
相模原市 3.0 2.5
新潟県 2.3 2.3
新潟市 2.4 2.4
富山県 1.6 1.7
石川県 2.5 2.6
福井県 2.9 3.2
山梨県 1.8 1.9
長野県 3.1 3.4
岐阜県 2.0 2.1
静岡県 2.8 2.7
静岡市 2.5 3.0
浜松市 3.3 3.2
愛知県 3.0 3.0
名古屋市 3.8 6.5
三重県 4.3 3.8
滋賀県 2.7 3.2
京都府 3.4 2.9
京都市 3.9 3.8
大阪府 3.4 4.2
豊能地区 3.2 3.3
大阪市 2.3 2.4
堺市 5.7 4.1
兵庫県 4.9 5.2
神戸市 6.9 5.7
奈良県 5.0 5.0
和歌山県 2.6 2.3
鳥取県 3.0 4.7
島根県 2.2 2.4
岡山県 3.5 2.9
岡山市 3.3 2.8
広島県・広島市 1.6 1.6
山口県 1.5 1.7
徳島県 3.6 3.6
香川県 2.8 2.6
愛媛県 1.9 1.9
高知県 6.0 7.2
福岡県 1.4 1.4
福岡市 1.9 3.2
北九州市 1.8 1.4
佐賀県 1.4 1.3
長崎県 1.4 1.4
熊本県 1.8 1.9
熊本市 2.5 3.0
大分市 1.4 1.7
宮崎県 1.9 1.7
鹿児島県 2.1 2.6
沖縄県 4.7 4.2

 

2021年度も低倍率化は継続しそう

小学校教員採用試験の低倍率化は2020年も続きそう

今回、ご紹介しているランキングデータは2020年に実施した教員採用試験に関する倍率です。

この記事をご覧の方の多くが

受験生
2021年実施の教員採用試験の倍率はどうなるんだ?

と思われているのではないでしょうか。

 

2021年度の公務員試験は全体的に難化する予想がされています。感染症による自粛ムードの影響で民間企業の採用が押さえられ、その影響が安定志向(公務員受験志向)につながると予想されるからです。

しかし、私だいぶつは

だいぶつ
教採については2021年も全国的な低倍率化は続くんじゃないかな・・・

と思っています。

むしろ、低倍率化が加速して、場合によっては1倍を切る「定員割れ」を起こす自治体が出てくることもありうるのではないか、と予想しています。

その理由としては以下の4点が挙げられます。

  • 教採は教員免許の所持、または”免許取得見込み”が受験条件である(思いつきでは受験できない)
  • 教員の多忙さが改善されていない(新任退職者の増加)
  • 現場の教員不足が解消されていない(募集定員の維持or増加の可能性大)
  • サラリーマンとしての働き方を望まない人が増えてきている

特に、近年はSNSの普及で、マスコミからの発信が無くても教師のブラックな職場環境を感じ取ることができます。

その空気感から2021年度も、新卒の学生を中心に「興味はあるけど敬遠する」という傾向は変わらないと思われます。

 



この大チャンスを活かして合格を勝ち取ろう

この低倍率を活かして教員採用試験の合格を勝ち取ろう

とは言え、2000年前後に比べると、今の倍率は信じられないくらいに低く、とても合格しやすい状況です。

たとえ、教師の仕事が「ブラック」だと言われても、教師の仕事に魅力を感じている方にとっては、今ほどその希望を叶えられるチャンスはありません。

そして、現在マスコミを中心に「教師の仕事はブラックだ!」と言われ、志願者が年々減り続ける中で、自治体も現場も変わりつつあります。

受験生
今より悪くなることは無いよな…

むしろ、これから良くなっていくに違いないと考えれば、今の状況は「大チャンス」と言えるでしょう。

5年後6年後もこの低倍率の状態が続くとは限りません。

転職することが「アタリマエ」になりつつある現代。この低倍率のチャンスを利用して、まずは教職の経験を積んでみるのもアリだと思います。

新卒の方はもちろん、転職や復職希望の方々も、ぜひ受験を検討してみてはいかがでしょうか。

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