教員採用試験「個人面接・集団面接・集団討論」対策~入門マニュアル~

教員採用試験の勉強法「面接・討論」

この記事では、教員採用試験の個人面接・集団面接・集団討論といった「人物試験対策」の進め方をお伝えします。

年々、配点比率が高まり「教員採用試験の合否を分ける」と言われている面接や集団討論などの「人物試験」は、受験生にとって対策が難しい試験です。

しかし、正しい勉強法で対策を進めれば、合格するための力を確実につけることができます。

教員採用試験を初めて受験される方はもちろん、再受験される方で個人面接・集団面接・集団討論などの「人物試験」に課題を感じている方は、ぜひ参考にして合格へのきっかけをつかんでください。



面接・集団討論の対策は「準備と実戦の両輪」が大切

教員採用試験の面接や集団討論は実戦と準備の両輪が大切

面接・討論・模擬授業などの人物試験も、筆記試験と同様に「準備と実戦」の両方が大切です。

教職教養や専門試験といった筆記試験対策で、理解したり覚えたりする「準備」と過去問や模擬試験に取り組む「実戦」が必要なのと同様に

面接や集団討論も「準備と実践」を両立させること

が大切です。

面接や集団討論の「準備」とは?

面接や集団討論の「準備」とは、聞かれうる質問や、課題となりうる事柄に対する自分の考えや答えを予め準備することです。

準備が充実するほど、面接の質問に対して自信を持って返答することができるようになります。また、討論の流れに応じて、落ち着いて自分の考えを主張することができます。

面接や集団討論の「実戦」とは?

そして面接や集団討論の「実戦」とは、実際に行われる面接や集団討論と同じように面接官や他の受験生を立てて、面接や集団討論を行う練習をすることです。

この「実戦練習」が充実するほど、面接や集団討論への「場馴れ」や、状況変化への「対応力の向上」が期待できます。

そして、本番で自分の力を発揮できるようになります。

それでは、面接や集団討論対策の基本的な流れを詳しく説明します。

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▼教員採用試験対策に「準備と実戦の両輪」が大切であるという考え方について、より詳しく知りたい方はこちらの記事へ

合格者の多くは「準備と実戦練習の両輪」を実践している現実を理解しよう

2018年5月22日

 

教員採用試験「面接&集団討論の準備は“個人面接”に集中せよ

教員採用試験の面接や集団討論の準備は個人面接に集中すればOK

教員採用試験の「面接と集団討論の準備」は一括で対応できると考えて大丈夫です。

基本的には

深く詳細を聞かれる「個人面接での質問に対する答え」を準備できれば良い

でしょう。

「集団面接」と「集団討論」は個々の返答時間が比較的制限されるので、個人面接用に準備した内容を状況に応じて適切な長さに編集して話をすれば対応できます。

質問に対する答えを「集団面接用」「集団討論用」で別に準備するのではなく、集団面接や集団討論の特性を考え、練習の中で「伝えるべき優先順位」を意識して返答できるようにしたいところです。



教員採用試験 面接&集団討論 対策の準備「3つのステップ」

教員採用試験の面接や討論などの人物試験対策3ステップ

次に、教員採用試験の面接と集団討論対策の準備方法について具体的に紹介します。

 

面接・集団討論対策の準備「3ステップ」

  • STEP1 質問への答えを準備する
  • STEP2 面接や討論の流れを知る
  • STEP3 面接や討論のマナーを知る

STEP1 質問への答えを準備する

教員採用試験の面接や集団討論で使う答えはある程度の準備をしておくべき

個人面接・集団面接・集団討論、いずれの人物試験も、基本的には質問に対する「自分の教育観」を採点者に向けて伝える場です。

面接や討論でどのような質問が来ても的確に自分の考えを述べられるようにするためにも、「予想される質問に対する答え」を準備しましょう。

そのための方法として、以下の2つが挙げることができます。

  • 面接ノートを作る
  • 自信を持って書ける論作文ネタを作る

面接ノートを作る

教員採用試験で大活躍する面接ノート

面接ノートを作りましょう。

面接ノートとは、面接で聞かれうる予想質問とそれに対する自分の回答を整理して書いておくノートのことです。

このノートを作り、普段から見直しておけば、面接で聞かれうる質問に対して自分の考えを的確に答えられるようになります。

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▼「面接ノート」の作り方については、下記の記事を参考にしてください。

教員採用試験対策「合格する面接ノート」の作り方~面接&集団討論攻略への道~

2018年12月12日

自信をもって書ける論作文ネタを作る

教員採用試験の面接や集団討論の出来は論作文の出来に連動する

自信をもって書ける「論作文ネタ」を作りましょう。

論作文と面接や討論で聞かれるテーマはかなりの割合で共通しています。

つまり

論作文で自信をもって書けるテーマを持っておくと、その内容を面接で活用することができます

 

これら2つの準備をするだけで、面接や討論で話すネタに困ることはなくなるでしょう。

どちらも内容が多岐にわたりますので、すぐに作り上げることはできません。早いうちからコツコツと少しずつ作り上げていくようにしましょう。

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▼「論作文ネタ」の作り方については、下記の記事を参考にしてください。

教員採用試験「論作文」で合格点をもらえる作文ネタの作り方

2018年6月26日

STEP2 面接や討論の流れを知る

教員採用試験の面接や集団討論の流れを把握しよう

教員採用試験の面接や集団討論の経験のある方はともかく、初めての方はおおまかで良いので面接や集団討論の流れを確認しておきましょう。

面接や集団討論の流れは年度によって変更されることもありますが、本番をイメージしながら対策を進めるコトは大切です。

大手予備校などでは、卒業生が残した教員採用試験の受験レポートがストックされていて、そこには下記のような各自治体の面接や討論に関する詳しい情報が掲載されています。

・面接官と受験生の人数
・面接会場のレイアウト
・時間
・質問内容
・面接官の文言
・雰囲気(圧迫、不愛想、穏やかなど)

これらの情報はSNSやブログなどにも掲載されていることがあります。

さらにSNS経由で開催される「面接&討論練習オフ会」などでは、参加した受験経験者からの情報提供で知ることもできます。

可能な限り情報を得られるようアンテナを張り巡らせて対策を進めましょう。

筆者の受験当時は、地元自治体の受験生を対象にした面接練習オフ会(mixi)に参加しました。そこでは、昨年度の受験生(合格者)が中心になり当時の流れを再現して練習することができました。

結果、本番では面接官の文言まで練習のままに進行され、緊張を最小限にとどめて受験することができました。

STEP3 面接や討論のマナーを知る

教員採用試験の面接や集団討論では返答内容だけでなくマナーも評価対象になる

面接や討論は相手(面接官や受験生)との対話になります。相手に失礼にならないよう振る舞うためのマナー(タブー)を知っておくことも大切な準備です。

例えば面接であれば

  • 部屋の中から面接官に名前を呼ばれるまでは外で待つ
  • 名前を呼ばれたら「はい」と返事をしてゆっくりとドアを3回ノックする
  • 「どうぞ」と面接官から声が掛かったら「失礼します」と言って部屋に入る

と言った「基本的なマナー」は最低限押さえておくべきです。

面接や討論は印象がとても大切です。

話す内容も大切ですが、悪いイメージを持たれないよう、常識の範囲で面接のマナー(タブー)は知っておきましょう

ここにタイトル

▼教員採用試験の「面接や討論のマナーとタブー」については、下記の記事を参考にしてください。

教員採用試験「面接・集団討論」で気をつけるべきマナーやタブー~態度や話し方など~

2018年7月27日

 



 教員採用試験 面接&集団討論対策の「実戦練習」とは

教員採用試験の面接や集団討論対策は実戦練習が必須

面接や集団討論の準備を進めると同時に、やるべき大切なことがあります。

それは

面接や集団討論の 「実戦練習」 を重ねること

です。

準備がインプットだとすれば、実戦はアウトプットです。また、面接や討論の実戦練習は、勉強に例えれば模擬試験であり、スポーツで言えば練習試合です。

普段、他人とのコミュニケーションに自信のない人は当然ですが、自信のある人も、必ず早いうちに実戦練習に取り組んでみてください

実際にやってみると「意外と難しい」ことに気付かされます。

また、実戦練習は「準備」が完了していなくても、できるだけ早くから取り組むことをおすすめします。

なぜなら、「準備」が終わることを待っていては、いつまでたってもスタートできないからです。また、言いたいことがうまく言えなかったりする厳しい状況の中でやり繰りする経験も必要だからです。

実戦練習の数だけ教員採用試験の合格率がアップする…と考え、必ず取り組みましょう。

 

面接・集団討論対策の「実戦練習」はコレ

面接・集団討論対策の「実戦練習」として挙げられる勉強法には以下のものがあります。

教員採用試験・面接&討論の実戦練習

  • プロの指導を受けられる練習講座への参加
  • 受験仲間での練習会への参加
  • 現職教員(主に校長)と行う練習
  • ネットなどを活用した個人練習

以下に説明をします。

面接・集団討論対策の「おすすめ」実戦練習

教員採用試験の面接や集団討論の実戦練習はプロを頼るのがイチバン

先に述べた「実戦練習」は何れも有効な方法ではありますが、おすすめの練習は

  • プロの指導を受けられる面接・集団討論講習会への参加
  • 受験仲間での面接・集団討論練習会への参加

です。

この2つの実戦練習に共通しているところは「自分を他人に晒す点」です。

面接や討論練習で重要なのは「客観評価」です。

「他人が見聞きしてどうなのか」を徹底的に追及するべきです。なので「他人に自分を晒して評価してもらえる」これら2つの練習をおすすめします。

自分ひとりで完結してしまう「個人練習」は無意味ではありませんが、オススメできません。

また、現職教員(主に校長)と行う練習も効果的ではありますが、採用試験の面接官経験の有無でその効果や意義が変わります。

経験の無い校長であれば、「場馴れ」にはなりますが、「効果的な指導は期待できない」と考えて間違いないでしょう。

忙しい中、気を使ってお願いしたりスケジュールを調整したりする必要があることを考えると、費用対効果は良いとは言えません。もし、校長のほうから「やってみる?」と声をかけていただければお願いする…くらいのスタンスで良いと思います。

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▼面接や集団討論に関する実戦練習について、詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ

教員採用試験「面接・集団討論対策」合格への近道!実戦練習のすすめ

2018年6月21日

 

 面接と集団討論対策は「実戦」を疎かにしてはいけない

教員採用試験の面接や集団討論は実戦練習ナシには上達しない

いかがでしたか?

今回は、教員採用試験の個人面接・集団面接・集団討論の「人物試験」対策の基本的な流れについて説明しました。

基本は「準備」と「実戦」を両立させることなのですが

「実戦」が疎かになり、それが原因で教員採用試験を突破できない人が多い

です。

なぜなら、人間の性格上「他人に評価される」ことへの恥ずかしさや、実戦の場をセッティングする手間への抵抗があるからです。

また「まだ準備が万端でないから」という理由で実戦を後回しにしてしまう人も少なくありません。

恥ずかしくても、面倒でも、準備が万端でなくても実戦練習はドンドン行いましょう。

特に「準備ができるまでは…」と実戦練習を躊躇している方、いつまで経っても準備は完了しません。そのような人の多くが結局「実戦練習不足」で本番を迎えて失敗しています。気を付けてください。

1回でも多く「実戦練習」をこなして教員採用試験の本番を迎えましょう。

その努力が合格切符の獲得に近づくことは間違いありません。

がんばってください。

 

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