教員採用試験で合否のカギを握る試験のひとつに「面接」があります。
面接試験は相手が何を聞いてくる分からない上、即答必須の試験なので、話をすることに苦手意識がない人でも不安だし、緊張もします。そしてミスもします。
そこで今回は、面接で失敗をしても合格フラグを立てる(合格ラインに残る)ために「身につけるべきコツ」5つをご紹介します。
まず今回ご紹介するコツを習得しましょう。
そうすれば、伝えたかったことが上手く伝えられなかった…そんな失敗をしても「印象が良かった」という要因で合格フラグを立てる(合格ラインに残る)ことができるハズです。
ぜひ参考にしていただき、教員採用試験の面接を突破してくださいね。
目次
面接で合格フラグを立てるために「身につけるべきコツ」5つ
教員採用試験の面接で合格フラグを立てる(合格ラインに必ず残る)ために「身につけるべきコツ5つ」を端的にお伝えすると、以下の5つです
- 堂々と話をする
- 面接官の視線を受け止める
- 結論から話をする
- 背伸びせずありのままで
- 絶対に最後まであきらめない
これらを身につけておけば、話が少々グダグダになって伝えたいことを伝えきれなかった場合でも「印象が良い」という理由で合格フラグを立てる(合格ラインに残れる)可能性があります。
以下に具体的に説明をします。
① 堂々と話をする
教員採用試験の面接試験では
を心がけましょう。
面接は印象が大切です。
実は印象は内容よりも大切なのではないか、と思います。
なぜなら、どんなに良いことを言っていても、うつむいたり、視線が泳いだり、落ち着きが無かったり、ドヨンとした雰囲気だったり…ではその内容が面接官に伝わらないからです。
逆に、多少あいまいで冷静に聞くと大したことを言っていなくても、姿勢よく、ハキハキ・丁寧に、落ち着いた雰囲気があれば、内容以上に良いことを言っているように受け止めてもらえることがあります。
面接官も人間です、感情を揺さぶることで、言っていることが大したことがなくても、少々的外れであっても逆転は可能なハズです。
面接官に良い印象を持たせることで合格フラグを立てる…そのためにも「堂々と話をする」ことを心がけましょう。
これは補足になりますが、好印象を与えるためにも服装にも気を付けましょう。スーツ・ネクタイ・靴・鞄といった装飾品の準備に気を遣いましょう。
教員採用試験は公務員の採用試験です。そう考えれば、万人に受けいれられるタイプの服装が理想であると考えるべきでしょう。
② 面接官の視線を受け止める
教員採用試験の面接では
を心がけましょう。
面接が始まり、面接官があなたに話しかけてきた時は、話しかけてきている面接官の視線をシッカリと受け止めましょう。
そして軽く相槌をうちながら「ハイ」と軽く返事を入れることで「シッカリと聞いている」ということを相手に伝えましょう。
特に視線は大切です。個人的には目元に少し力を入れると、穏やかで少しにこやかな表情を演出することができるのでオススメです。
穏やかで自然なにこやかさが表れた表情は、相手に安心感と落ち着きの印象を伝えることができます。
③ 結論から話をする
教員採用試験の面接での返答は
を心がけましょう。
面接ではたくさんの質問に受け答えをすることになりますが、それぞれに質問に対して簡潔かつ明瞭にこたえることが大切です。
そのために絶対に守りたいことは「結論から話をする」ことです。
というように、最初に結論、そして必要に応じて理由やその根拠となったエピソードなどを加えることが鉄則です。
人間は自信が無いと、どうしても結論の理由や背景から話しがちです。
でも面接官は質問の返答を期待しています。
と聞かれれば、まずは取組の具体例を挙げるべきです。
しかし「なぜなのか」と理由を聞かれた場合は、結論として理由をハッキリと伝えるようにしましょう。
面接は会話です。
なので、面接官とのやり取りの間に「リズム」があることを意識しましょう。
質問に対して簡潔に答えた場合、もしその理由を知りたければ、面接官は理由を聞いてきます。そして、返答した理由に対してさらに突っ込んで聞きたい時は改めて質問をしてきます。
その時々に面接官からの質問を注意深く聞き、質問の意図を汲み取り、的確に返答する。そうやって面接官とリズム良く言葉のキャッチボールをすることが大切です。先読みするような形で、すべてを語りきってしまわないよう気を付けてください。
④ 背伸びせずありのままで
教員採用試験の面接では
を心がけましょう。
この教員採用試験に合格したい…そのために少しでも良い返答をしたい…そういった素直で純粋な気持ちから、どうしても背伸びをしてしまいがちです。
でも、それでは合格フラグは立ちません。危険です。
なぜなら、その場しのぎのために背伸びした返答をしてしまうと、高い確率でボロがでるからです。具体的には、深く掘り下げるために突っ込んできた質問にシドロモドロになってしまったり、語りすぎて自己PRと矛盾した返答をしてしまったりするからです。
変に何でも完璧に返答するよりも、わからないコトは「わかりません」と正直に返答することが、面接官に誠実な印象を与え、合格フラグを立てる要因になります。
教員採用試験全体に言えることですが、満点や上位合格に拘ってはいけません。ボーダーを超えれば同じ合格です。
苦手な質問が出た場合は
「自分をよく見せようとしすぎだな…10点!」
ではなく
「勉強不足だけど素直だな…60点!」
と面接官に判断してもらえるような対応を心がけましょう。
⑤ 絶対に最後まであきらめない
教員採用試験の面接は、どんなにグダグダになってしまっても、
そんな心がまえが大切です。
なぜなら、合否の判定は皆さん自身ではなく、面接官がするものだからです。
あなたが「もうダメだ…」と思っていても、面接官は「グダグダだけど素直で実直ないい人だな…ボーダー点くらいはあげてもいいかな?」と思っているかもしれません。
もしそのような状態であれば、最後の質問で逆転できるかもしれません。
そうでなくとも、首の皮一枚残って、他の試験科目の内容如何では合格の可能性も十分にあるかもしれません。
実際に「面接が全然ダメだったけど合格した」という人はたくさんいます。
集団討論でも「強引な受験者がひとりいて、意見を否定された上に2回しか発言できなかったけど合格した」という筆者のような人もいます。
繰り返しになりますが、合否の判定は面接官がするのであって、受験生であるみなさんがするのではありません。
下を向くのは、面接を含めてすべての試験が終わり、家に帰ってからで十分です。
最後まであきらめず、全力前向きな気持ちで取り組みましょう。
まとめ:合格フラグを立てるために、意識しなくてもできるよう練習を積もう
いかがでしたか?
今回は、教員採用試験の面接で失敗しても合格フラグを立てるために「身につけるべきコツ5つ」をお伝えしました。
これら「身につけるべきコツ5つ」は、教員採用試験の当日に意識するようでは厳しいです。
むしろ、これら「身につけるべきコツ5つ」は、意識しなくてもできるように身につけておいたほうが良いでしょう。
面接試験で自分力を出し切れなくても合格フラグが立つ。手ごたえがなくても「最低でもボーダーラインを超えるため」にも、ここでお伝えしたことは、意識しなくても自然とできるように準備をされることをオススメします。
つまり、面接の練習を積んで「習慣化」しておくことが大切です。
では、来夏の教員採用試験で合格できるよう、頑張ってくださいね。
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