教員採用試験の面接でよく出る「質問例100&回答例11連発!」

教員採用試験面接対策の良く出る質問例&回答例アイキャッチ 教員採用試験の勉強法「面接・討論」

教員採用試験(教採)の個人面接は、試験の合否を分ける重要なポイントと言われています。

今回はその対策として、よく出る質問例108個とそれに対する返答を考える上でのポイント、さらには回答例11個をご紹介します。

本記事の内容は、教員採用試験に3府県3連勝で一発合格をした元公立小学校教師の私だいぶつが「私ならこう答える!」と考えたオリジナルの内容です。なので、合格を保証するものではありませんが、みなさんが面接対策として質問への回答を考える上で、ヒントになる点はたくさんあると思います。

ぜひ参考にしていただき、教員採用試験の面接攻略のきっかけにしていただければ幸いです。



目次

面接の質問への回答を考える上で押さえておきたい「だいぶつ的ポイント」

面接の回答例を考える上でのポイント

まず、みなさんが教員採用試験の面接の回答を準備する上で「押さえておくべき」と私が考えるポイントを2つお伝えします。

ポイント
  1. 質問に関する教育的背景や主旨を押さえて理解する
  2. 課題に対する取り組みや対応については現場目線の「現実論」で述べる

この2つが挙げられます。

①質問に対する教育的背景や主旨を押さえて理解する

面接の回答を考える時はまず質問の背景や主旨を理解しよう

質問に対する回答を準備する上で、その質問内容にはどのような背景があるのか、または質問者がどのようなコトを聞きたいのか…つまり主旨を知っておくべきです。

例えば「いじめ」に関する質問なら

・今の学校現場で「いじめ」に関してどのような課題があるのか

・教育現場が「いじめ」の対策についてどのような方向性で対応しているのか

は最低限押さえておくべきでしょう。

そのための手段としては

・教職教養などで良く出題される答申など

・予備校や出版社が教員採用試験受験や向けにネットや雑誌などで発信している情報

に目を通して理解を深めておくべきでしょう。

雑誌については、時事通信社の「教員養成セミナー」と協同出版社の「教職課程」がオススメです。

 

②課題に対する取り組みや対応については現場目線の「現実論」で述べること

取り組みや対応などの回答を考える時は現実的なものを

そして、課題に対する取り組みや対応について返答する内容を具体的に考える場合には

「現場目線の現実論」で述べること

がとても大切です。

教員採用試験の面接での回答は、基本的に受験者のオリジナリティや発想力は要りません。

それよりも、自分がどれだけ現場の現実を知っているか。課題に対する対応として今現在教壇に立つ教員と同じような「現実的な対応案」を引き出しとして持っている

ことをアピールできることが大切です。

なので、教員採用試験の面接での質問に対する回答を考える際は、「現場目線の現実論」で述べることを前提に取り組みましょう。



教員採用試験の面接でよく出る質問例100連発+α!

まずは、教員採用試験でよく出る質問例をご紹介します。

私自身の受験経験、今でも時々OBとして参加する教採面接講座、そして本ブログ活動を通して目にする質問を中心に挙げています。よろしければ参考にしてもらってください。

太字の質問については、本記事の後半で「解説と回答例」を紹介しています。

教採面接でよく出る質問例100+α
  1. 長所と短所を教えてください。(下記に回答例あり)
  2. 教員になりたい理由を教えてください。
  3. どのような先生になりたいですか。(下記に回答例あり)
  4. あなたが教員に向いていると思うのはどういうところですか。
  5. 教員になるにあたって、あなたに足りないと思うところは何ですか。
  6. 良い教員になるためにどのような努力が必要だと思いますか。
  7. 教員に必要な資質・能力は何だと思いますか。
  8. あなたが教員になるとどのようなメリットがありますか。
  9. どうして小学校(中学校、高校)なのか。
  10. どうしてここの自治体を受験したのか。
  11. 教員になって子どもたちに伝えたいことをひとつ教えてください。
  12. 保護者と信頼関係を築くために大切にしたいことは何ですか。
  13. 児童生徒と信頼関係を築くために大切にしたいことは何ですか。
  14. 職員同士の信頼関係を築くために大切にしたいことは何ですか。
  15. 「信頼される教師」になるために必要なことは何か?(下記に回答例あり)
  16. どのような学級をつくっていきたいですか。
  17. 良い学級とはどのような学級のことですか。
  18. 良い学級を作っていくために大切にしたいことは何ですか。
  19. 「いじめのない学級作り」のためにどのような工夫をするか。(下記に回答例あり)
  20. いじめが起こった時にどのように対処しますか。
  21. 体罰をどう思いますか。
  22. 体罰はなぜ許されないのでしょうか。
  23. 不登校を起こさないためにどのような取組をしますか。(下記に回答例あり)
  24. 不登校の児童生徒に対応するのにどのようなことに気をつけますか。
  25. コミュニケーション能力を付けるために、どのような取り組みをしますか。
  26. 「学力向上」のためにどのような工夫をしますか。(下記に回答例あり)
  27. 児童生徒が主体的に学べるように心がけたいとことは何ですか。
  28. 教員の不祥事がなぜ起こると思いますか。
  29. 子どもたちの学習習慣を身に着けさせるためにどのような取組をしますか。
  30. 「授業力」を高めるためにどのような工夫や努力をしますか。(下記に回答例あり)
  31. 子どもから「授業が面白くない」と言われた時どうしますか。
  32. 暴力が目立つ子供に対して、どのように指導しますか。
  33. 授業中に立ち歩く子どもに、どのような指導をしますか。
  34. 学級に最近元気のない子がいたら、どのように対応しますか。
  35. 宿題や持ち物をよく忘れる子どもに、どのように対応しますか。
  36. 規範意識をはぐくむためにどのような取り組みをしますか(下記に回答例あり)
  37. 保護者から「子どもに携帯電話を持たせたい」と相談されたらどう対応しますか。
  38. ネットトラブルが起こらないよう、どのように取り組みますか。
  39. 「チーム学校」の一員として、どのようなことを大切にしていきたいですか。
  40. 「特別の教科道徳」の授業をどのように取り組んでいきますか。
  41. 「主体的・対話的で深い学び」を実現するためにどう取り組みますか。(下記に回答例あり)
  42. 新学習指導要領について、改定のポイントを教えてください。
  43. 新学習指導要領の「資質・能力の三つの柱」とは何ですか。またそれらについてどのように取り組んでいきますか。
  44. 3回目の受験だそうですが、この一年でどういった点をどのように克服してきたか。
  45. 教員として働く上で自分に一番足りないものは何だと思うか。
  46. 教員になる上で不安に思うことは何か。
  47. 教員になってイチバンやってみたいことは何か。
  48. 教育実習はどうでしたか。(下記に回答例あり)
  49. ボランティア活動の経験はあるか。
  50. 生きる力を育むために大切にしたいことは何か
  51. 体験活動をする上で大切なことは何か。
  52. キャリア教育についてどう考えるか。
  53. 道徳教育のねらいとは何か、また道徳性をどのように理解しているか。
  54. 心の教育をする上で大切にしたいことは何か。
  55. 学級での防災教育をどのように取り組んでいくか。
  56. 学校教育の情報化が進む中で大切にしていきたいことは何か。
  57. これからの時代に教師に求められることは何だと思いますか。(下記に回答例あり)
  58. 子ども同士のトラブル相談を受ける時に気を付けることは何ですか。
  59. 子どもに「先生になるにはどうしたらいいか」と相談されたらどう答えますか
  60. 子どもに字の書き順の間違えを指摘されました。どう対応しますか。
  61. 授業中、毎日居眠りする子どもにどう対応しますか。
  62. 勉強に自信が無くやる気をなくしている子どもにどう対応しますか。
  63. お菓子の袋がトイレにあった時、どのような対応をしますか。
  64. 泣いている子どもがいて「話を聞いてもらわなくていい」と言ってきたらどのように対応しますか。
  65. 学級にひとつしかないボールをめぐってドッジボールをしたい子とサッカーをしたい子がケンカをしていたらどう対応しますか。
  66. 「ゲーム取り上げられた!お母さんむかつく!」と言ってきた子どもにどう対応しますか。
  67. 学級の子どもたちにチャイムを守らせるためにどのようにしますか。
  68. 髪の毛を茶色にしてくる子どもがいたら、どのように対処しますか。
  69. 卒業式の練習で学級の子どもたちの声が出ない時にどのように対応しますか。
  70. 校外学習へ行く直前の挨拶(指導)をしてみてください。
  71. 宿題の意味を子どもたちにどう説明しますか。
  72. 子どもが「家に帰りたくない」と言ってきた場合どうするか。
  73. ある学級児童の筆箱がゴミ箱から出てきたらどう対処するか。
  74. 子どもから「下校時に不審者がいた」と相談されたらどうするか。
  75. どうしても忙しく手が離せない時に子どもが雑談を話しかけてきたらどうするか。
  76. 学習が身についていない子どもに対してどのように指導をするか。
  77. ルールを守れない子どもにどのように対応するか。
  78. 子どもがジャングルジムから落下して頭を怪我をしたらどう対応するか。
  79. 不審者が侵入してきた時にどのように対応するか。
  80. 保護者からクラス替えに関する注文が入った時はどう返答するか。
  81. 運動会当日、朝の会で1分間子どもたちに話をしてください。
  82. プール指導をする時に気をつけたいことを3つ答えてください。
  83. 保護者に電話をする時に気を付けたいことはありますか。
  84. 保護者から「悪い事したら叩いてもらってもいいです」と言われたらどう返答しますか。
  85. あいさつの習慣を身に着けさせるためにどのような指導をしますか。
  86. 学級開きをする上で大切にしたいことを3つ教えてください。
  87. 学級開きの最初に行う自己紹介をしてみてください。
  88. 管理職や先輩職員の指示と自分の考えが違う場合はどのようにしますか。
  89. 図工(音楽・家庭科)専科の担任を依頼されたらどう思いますか。
  90. 新しい学習指導要領の変更ポイントで知っていることを3つ教えてください。
  91. 小学校の外国語や外国語活動で大切にしたいことは何か。
  92. LD、ADHD、自閉症スペクトラムについて説明してください。
  93. インクルーシブ教育とは何ですか。
  94. 面接の控室でどのようなことを考えていましたか。
  95. 試験に合格したら春までにどのようなことをしたいですか。
  96. 教員採用試験に向けて一番力を入れて取り組んだことは何ですか。
  97. あなたに親友はいますか?いたらその人はどのような人ですか。
  98. 今までの人生で忘れられない失敗をひとつ教えてください。
  99. 人と付き合う上で気をつけていることはありますか。
  100. あなたは周りからどのような人だと評価されていると思いますか。
  101. 学生時代(前の仕事)の経験で、教師の仕事に活かせることは何か。
  102. 教師以外にやってみたい仕事はありますか。
  103. 気になっているニュースがあれば教えてください。
  104. どのようにストレスを解消していますか。
  105. 休日はどのように過ごしていますか。
  106. 今までの人生でイチバン感動したことは何ですか。
  107. あなたがこれまでで一番頑張ったと思えることことは何ですか。
  108. 最近読んだ本でオススメのものがあれば紹介してください。

 

教員採用試験の面接でよく出る「質問例」と「回答作成のポイント&回答例」

それでは、教員採用試験の面接でよく出る「質問例」と、それに対する「回答作成のポイント」そして「回答例」を具体的にお伝えします。

先にも述べましたが、以下の内容は一般教員である筆者オリジナルのものですので、合格を保証するものではありません。

回答例① 長所と短所を述べてください

教員採用試験の面接での質問例「長所と短所」の回答例はこれ

それではまず「長所と短所を述べてください」という質問への「回答作成のポイント」と「回答例」をご紹介します。

回答例作成のポイント

「長所」は、自己PRと連動させると良いでしょう。

なぜなら、自己PRは自分のウリを訴える内容なので、自分の長所であるハズだからです。

自分のウリがAなのに、長所はBというよりも、自分のウリと長所が同じであったほうが説得力が増します。

もうひとつは、長所が表れたエピソード、または長所をどう教職で活かせるのかを話せるように準備しておきましょう。

「短所」は、言い換えると長所にもなりうることや教職につく上で差しさわりのないコトを述べましょう。

また、解決策や改善のために自分が今取り組んでいるコトや、教師になってから気を付けていきたいコトを準備をしておくことをオススメします。

 

回答例

次に、回答例をご紹介しておきます。

回答例

私の長所は 誰とでもコミュニケーションを取りながら 仲良くなれるところです。どんな人にでも 相手に合わせながらコミュニケーションをとることができます。

短所は、全てのことをキッチリやろうとしすぎて 必要以上に時間をかけてしまいがちなところです。日ごろから できるだけ優先順位を意識して仕事に取り組むようにしていますが、教師として仕事をするようになった際は、優先順位のつけ方も含めて周りの先生方と相談しながら 仕事を進めていけるようにしていきたいです。

 

回答例② 教育実習はどうでしたか

教員採用試験の面接での質問例「教育実習」の回答例はこれ

次に「教育実習はどうでしたか?」という質問へ「回答作成のポイント」と「回答例」をご紹介します。

この質問は、講師経験のない学生さんを中心によく聞かれる質問です。

回答例作成のポイント

この質問に対する回答を考えるポイントは

「教育実習で自分が学んだこと」について問われていると解釈すること

です。

言い換えると、「実習を通した自分の学びや成長」について答えるべきであり、「子どもたちといい関係を築けました」とか「手紙をもらえたりしてとても嬉しかったです」といった思い出話を聞かれているのではないということを理解してください。

教育実習は学びの場です。

実習での日誌やレポートなどを振り返って、実習を通して学んだことをネタにして考えてみましょう。

 

回答例

次に、回答例をご紹介しておきます。

回答例

実習先の先生方による子どもたちとのコミュニケーションの取り方から、「キメの細かい対応」の大切さを学ぶことができました。
毎朝の挨拶では「●●さんおはようございます!」と、児童全員の名前を付け加えて挨拶をしたり、先生方から積極的に声を掛けて子どもたちと触れ合う姿はもちろん
子供と話をする時には、どんなに忙しくても手を止め、体と視線を子どもに向けて、丁寧な言葉づかいで対応する先生方の姿勢など、たくさんのことを学ばせていただきました。

そして、全てではありませんが できるところからまねをして実践することもできました。

まだまだ至らない点が多いですが、子どもたちとの日常のコミュニケーションを大切にして信頼関係を築いていけるよう、これからも頑張っていきたいです。

 

回答例③ どのような先生になりたいですか

教員採用試験の面接での質問例「どのような教師になりたいか」の回答例はこれ

「どのような先生になりたいですか」という質問は、受験者の教育観を知るために、教員採用試験の面接でよく出される質問です。

回答例作成のポイント

私だいぶつ的に考えるポイントは

理想の姿と、それを実現させるために実践したいことを述べられるようにすると良い

ということです。

理想の姿は、よく教採で出題される「教師に求められている資質」を押さえた内容にできれば、文部科学省の意向とマッチして理想的な回答に近づくと思われます。

「教師に求められている資質」とは、具体的には

  • 教職に対する責任感・探求力
  • 教育的愛情・自主的に学び続ける力
  • 専門職としての高度な知識・技能
  • 総合的な人間力

あたりになります。

 

回答例

それでは回答例をご紹介します。

今回の「回答例」では「自主的に学び続ける力」と「教育的愛情や責任感」あたりを前面に出した内容にしてみました。

回答例

子ども達や保護者だけでなく、学校内の先生方から信頼される教員になりたいです。

そのためには「これでヨシ」とするのではなく、常に向上心を持って少しでも自分の教師としての力量を高めていく努力を続けていきます。例えば、主体的に研修に参加したり、周囲の先生方から学んだりしていきたいです。

また同時に、上手くいかない時や失敗してしまうことがあると思います。そんなときは自分の至らないところを素直に受け入れ、学びながら自分の力を向上させていこうとする姿勢をこれからも忘れずに取り組みます。

そういった教師の姿勢は子ども達に「素直で向上心を持つことの大切さ」を伝える上での説得力にもつながると思うからです。

 

回答例④「授業力」を高めるためにどのような工夫や努力をするか

 教員採用試験の面接での「授業」に関する質問の回答ポイントと回答例

4つめの質問例は「授業」に関する質問です。

この質問も受験者の教育観を問うことを目的に教員採用試験の面接でよく聞かれます。

回答例作成のポイント

この「授業」に関する質問への回答を考える上でのポイントは

まず

PDCAサイクルになぞらえて考える

ことがひとつ挙げられます。

具体的には

  • P:授業の準備をして
  • D:授業を実施して
  • C:さらに授業が終わった後に出来具合をチェックして
  • A:次の授業の準備に向けて改善する

という活動を日常的に取り組んでいく。

もう少し具体的に話をしておきますと

「準備」では、まずは「指導書を参考にする」。そして、分からないところや悩んだ時は「他の先生に相談をして準備を進める」でいいと思います。

「授業中」は「計画通りに進めることに固執せず子どもたちの様子をみながら 時には予定を変更して進める柔軟な姿勢で取り組む」

「授業後のチェック」は、子ども達の会話や表情、ワークシートやノートの様子などを通して授業の出来具合をチェックして、次の授業計画に活かしていく…というような具体的活動を実行する意思を表現できれば、合格最低ラインの点数はもらえるんじゃないか…と思います。

 

そしてももうひとつのポイントが

授業を充実させるための 引き出しを増やしていく研究活動をする意思を示す

ことだと思います。

少しでも授業を充実させるために、日々インプットしていく姿勢です。

具体的には

  • 研修への参加
  • 周りの先生方との意見交換
  • 読書
  • ネットや過去の指導案の閲覧

といったところを日々積極的に行っていく意思を示していくと良いのではないでしょうか。

 

回答例

では、回答例を以下にご紹介します。

回答例

まずは 授業の準備から授業後の振り返りまでを 大切に取り組むようにします。

特に 授業の振り返りに力を入れて、次の授業が子ども達の実態に合わせた授業になるようにしていきたいです。

また、研究授業などの研修に参加したり、回りの先生方と意見交換をしたり過去の指導案を参考にしたりすることで、授業を充実させるための引き出しを増やす努力をします。

さらには、子ども達への興味関心を高めるためのヒントは日常生活にあると思いますので、自分自身が日常を楽しむことも 大切にしていきたいです。

 

回答例⑤ これからの時代の「教師に求められていること」は何か

教員採用試験の面接での「教師に求められる資質」に関する質問例の回答ポイントと回答例

5つめの質問例は「教師に求められること」に関する質問です。

回答例作成のポイント

ここは、文部科学省が発信している「教師に求められる資質」に基づいて述べるようにするのが良いと思われます。

個人的には「変化の激しいこれからの時代」にマッチした「学び続ける教師像」を前面に出してみると良いのではないかと思います。

あとは、時代のニーズにあった教師になるために自分がどうしていくのかを、具体的な活動案として提示できるようにしておきましょう。

 

回答例

次に、質問例に対する回答例をご紹介しておきます。

回答例

これからの時代は 変化の激しい中で、不易の部分を大切にしつつも流行を取り入れ、時にはさらに先を見据えながら 目の前の子ども達に 必要な教育を実践していく力が求められると思います。

そのためにも「コレでヨシ」とするのではなく、「学び続ける姿勢」を大切にしていきたいです。

具体的には、主体的に研修に参加したり、周囲の先生方から学ぶだけでなく、私生活の中でも、教育以外の世の中の動きに関心を持って、新しいモノや考え方に触れたり取り入れたりすることを続けていきます。

 

回答例⑥「信頼される教師」になるために必要なことは何か?

教員採用試験の面接での「信頼される教師」に関する質問例の回答ポイントと回答例

6つめは「信頼される教師」に関する質問例と回答例についてです。

回答例作成のポイント

まずは、教師の仕事の基本になる「授業と指導」に重点を置いた返答を述べると良いでしょう。

特別な事を述べるのではなく、教師業の日常である「授業と指導」を通して信頼を高めていくことは基本中の基本と言えます。そこを押さえましょう。

加えて他の職員からの信頼についても言及しましょう。

「信頼」というと、子どもたちや保護者を意識しがちですが、他の職員も意識していることを伝え、広い視野でも物事を見れていることをアピールしましょう。例えば「チーム学校」を意識した返答ができると理想的と言えるでしょう。

回答例

次に、回答例をご紹介しておきます。

回答例

まずは子ども達や保護者に信頼される教師であるために、授業や子どもたちへの指導など、教師としての仕事を正確にこなしていきます。そのうえで、子どもたちへは、ひとりひとりの気持ちに共感する姿勢を持って接することで「僕や私の話をちゃんと聞いてくれる先生」という存在になれるようにしたいです。

また保護者へは、問題があった時だけでなく、子供が活躍したり頑張ったりする姿も報告するなど、適切なタイミングでコミュニケーションを取るようにしていきたいです。

同時に、周りの先生方からも信頼される教師でありたいです。そのために、周囲の先生方との情報交換や相談するなどして 常にアンテナを張って学校の進む方向性を確認し、協力的に活動をしていくことを大切にしたいです。

 

回答例⑦「いじめのない学級作り」のためにどのような工夫をするか

教員採用試験の面接での「いじめを無くすための工夫」に関する質問例の回答ポイントと回答例

7つめの質問例は「いじめ」に関する質問です。

毎年、痛ましいいじめによる被害が出ている現実がある以上、教員採用試験では頻出中の頻出と言える質問例ですね。

回答例作成のポイント

まず、いじめの要因は単純ではなく様々な要因が絡んでいることが分かっているコトをアピールしておきたいです。

そして、いじめ問題自体がとてもセンシティブな内容ですので、ウルトラC的なものではなく、より基本に立ち返った王道的な学級運営の取り組みを面接で伝えることが大切だと思います。

 

回答例

次に、質問例に対する回答例をご紹介しておきます。

回答例

いじめの原因はイロイロとあると思うのですが、まず学級を預かる教師として3つのことに力を入れていきたいです。

ひとつめはほめる、挨拶、日常会話などのコミュニケーションを大切にして、児童生徒ひとりひとりの自尊感情を向上させることです。

ふたつめは グループ活動や学級全員での活動、そしてお互いの考えを交流させたり認め合ったりする活動など通して学級の児童生徒同士のつながりを強くすることです。

そして 日常の毅然とした指導や道徳授業などを通していじめを許さない価値観の醸成を図っていくことです。

 

回答例⑧「学力向上」のためにどのような工夫をするか

教員採用試験の面接での「学力向上」に関する質問例の回答ポイントと回答例

教員採用試験の面接でよく出る7つめの質問例は「学力向上」に関する質問です。

回答例作成のポイント

「学力向上のための工夫」に対しては

  • 知識・技能
  • 思考力・判断力・表現力
  • 学習意欲の向上

の3点を意識した回答を心がけてみてはいかがでしょうか。

この3点は文科省を中心に言われている「学力向上」に必要とされている要素です。

個人的にはこの3点の中では「学習意欲の継続」が最も大切だと思っています。なので、私が受験生であれば「主体的・対話的で深い学び」の要素と「自己研鑽」の要素も加えて以下のような回答を考えると思います。

回答例

次に、回答例をご紹介しておきます

回答例

まずは、学力の向上に欠かせない学習意欲を高めるために導入部分で具体物見せたり触らせたりして、日常生活にある身近な事例を紹介してみたりする工夫をします。

そして、学習の中では振り返りカードやワークシートなどで、子どもができたことやわかったこと、考えたことについて書いたものに花丸などのチェックを入れます。

そのような活動の中で、子どもたちに自信と意欲を持たせてから、グループや学級内で発表しあったり見せ合ったりする活動を取り入れて、対話的な学びや深い学びにつなげていけるようにしながら、学力向上につなげていきたいと考えます。

また、こういった手法については様々な実践があると思います。研修などに積極的に参加して自分の引き出しを広げていくための努力を怠らないようにしたいです。

 

回答例⑨「主体的・対話的で深い学び」を実現するためにどう取り組むか

教員採用試験の面接での「いじめのない学級づくり」に関する質問例の回答ポイントと回答例

教員採用試験の面接でよく出る9つめの質問例は「主体的・対話的で深い学び」に関する質問です。

回答例作成のポイント

「主体的・対話的で深い学び」は、2020年度より実施される学習指導要領でのポイント的存在ですよね。

まずは

  • 主体的な学び
  • 対話的な学び
  • 深い学び
という3点について理解ができていることをアピールできる回答にしたいですね。

それに加えて、教師である自分自身が「学び続ける姿勢」のあることを示すことができれば良いと思われます。

回答例

次に、回答例をご紹介しておきます。

回答例

まずは、子どもたちが主体的に学べるよう、調べ学習や観察学習といった活動的な学習をできるだけ取り入れていきたいです。そして、児童が学習を通して分かったことや知ったことを、発表や話し合いで共有する機会を持たせます。

加えて、学習活動を通して子どもたちが得た知識や経験をヒントに新たな発見をしたり、すでに知っていた他のこととつながるキッカケになるような、考える場を用意したり補助的な発問を投げかけたりしていきたいです。

また、こういった方法については、研修に積極的に参加したり、周りの先生方と意見交換をしたりして、自分の引き出しを広げていくための努力を継続していきたいです。

 

回答例⑩ 規範意識をはぐくむためにどのような取り組みをするか

教員採用試験の面接での「規範意識」に関する質問例の回答ポイントと回答例

教員採用試験の面接でよく出る10こめの質問例は「規範意識」に関する質問です。

回答例作成のポイント

この質問も不易といいますか、学校が集団生活の場である以上、教員採用試験の準備をする上では避けて通れない観点です。

回答作成のポイントとしては、以下の2点が挙げられると思います。

まず一つ目は

毅然とした対応の中に、規範意識を子どもたちに押しつけてはいけない意識があるコトをアピールすること

です。

「押し付けないこと」は道徳教育と絡んで今の教育には主流の考え方だと思います。

そして二つ目は

児童生徒が前向きかつ自発的に規範意識を発揮できる環境を作るための取組みを具体的に示すこと

だと思います。

規範意識の乱れは「学級崩壊」をイメージさせます。

現場では子どもたちの目、保護者の目、そして他の職員の目を意識しすぎて「規範意識の乱れを表面化させない」ことにこだわってしまい、力でねじ伏せてしまいがちです。

実はその力でねじ伏せようとする姿勢が「学級崩壊」の第一歩なんだと自覚し、子どもたちの理解を通して自発的に規範意識が発揮される環境を教師が作っていく…そんな姿勢が求められていると自覚しながら回答例を考えるのが良いと考えます。

 

回答例

次に、回答例をご紹介しておきます。

回答例

まずは、ひとりひとりの児童生徒の自尊感情を高められるよう、挨拶や会話、ほめることを大切にした対応を充実させます。

特に、ルールを守るのが苦手な子に対しては、ダメなことはダメだと毅然とした指導をする傍ら、その子が学級の中で孤立しないよう、小さな進歩や前向きな姿勢を見逃さずにほめます。

また自然な形で学級内で共有するようにします。そうすることで本人の規範意識の向上だけでなく、学級全体に その子を含めたクラスメイト全員が規範意識を持って生活する努力をしている事実を意識させるられると考えます。

その上で、担任として発信する話や道徳授業などを通して子ども達とルールの意義について考えたり意見交換しながら規範意識を育んでいきたいと考えます。

回答例⑪ 不登校をおこさないためにどのように取り組みますか

不登校に関する質問も教員採用試験ではよく出る質問例

 次に10コめの質問例「不登校の予防」に関する質問です。

回答例作成のポイント

不登校といじめは問題構造が似ていると思うのですが、あくまで筆者が考える不登校といじめの違うところは、不登校は人間関係にトラブルが無くても起こり得るということです。

具体的には学校に居場所があれば、人間関係を作るのがが苦手な子でも学校に来るということです。

そういったコトから、回答例を作成する上で押さえておきたいポイントとしては 

人間関係を作るのが苦手な子やひとりでいるのが好きな子であっても

  • 居場所がある
  • ・居心地が良い場所がある

そんな空間を学校や学級で作ろうという考えがあること

を示すと良いと思われます。

そしてそのためには

  • 学級に所属する児童生徒ひとりひとりの自尊感情がある程度満たされている状態を作る。
  • 互いの違いを認め合う場を持たせる。

という考えをアピールしてみてはどうかと思います。

 

回答例

この質問例への回答例として以下のようなものを作ってみました。

 

回答例

不登校児童を出さないために、2つのことを大切にしていきたいです。 

一つ目は、児童生徒の自尊感情を育み、互いの違いを認められる気持ちの余裕を持たせることです。基本的には毎日の挨拶を始めとするコミュニケーションを大切にします。そして、児童生徒の活躍や前向きな行為を見逃さずに、ほめて認めるコトも大切にします。

二つ目は 児童生徒ひとりひとりに居場所をつくることです。特に授業の中で居場所を作れるようにしたいです。そのために、話し合い活動などを通して、お互いの違いを知って、認め合う機会を持ちます。また、声が小さい、活動的になれない子には、目立たない活躍を私が認めて学級内に発信します。例えば物差しの使い方や姿勢、取組の早さや丁寧さなど、子どもたちの目線では気付きにくいことを認める姿勢を私が示していくことで、どの子にとっても授業が心地の良い居場所になるように取り組みます。



自治体別の傾向と全国のトレンドを押さえる方法

面接で聞かれる質問にも「不易と流行」があります。

先にご紹介した「教員採用試験の面接でよく聞かれる質問100+α」は「不易」の部分にあたり、時代を問わずよく聞かれる質問です。きっと今年度の試験でも、どこかで必ず聞かれることでしょう。

その一方で、時代の流れや自治体によって出題されやすい「流行の質問」を押さえておくことも大切です。

例えば今年度(2020年)であれば、「新学習指導要領」やコロナウイルスの流行に伴う「学校保健」や「学校安全」、そして「教育の情報化」について問われる可能性が高いでしょう。

また、部落差別や外国をルーツに持つ児童に関する問題を始めとする人権課題を抱える自治体では「人権」に関する質問がされる可能性もあるでしょう。

 

全国的なトレンドを押さえるには「教採受験者向けの雑誌」

まず、全国的なトレンドを押さえるのであれば「教採受験者向けの雑誌」を入手して情報を押さえることが近道です。

そこでオススメなのはこちらです。

「教員養成セミナー」の7月号は「今夏の超要対策テーマBEST8」と銘打って、全国的に問われやすいトレンドが押さえられています。

このような「教採受験者向けの雑誌」には、受験指導のプロが過去の傾向を踏まえて情報を精査した上での最新情報が載っています。

自分であれこれ分析しながら考えたり、友達と情報交換するよりもスピーディーかつ確実に役立つ情報を入手することができます。

面接だけでなく、論作文や集団討論のためにも一読しておいて損はないでしょう。

 

自治体別の傾向は「自治体別の過去問題集」

自治体別の出題傾向を押さえるのであれば「自治体別の過去問題集」を入手することが近道です。

そこでオススメなのはこちら

協同出版の自治体別の過去問シリーズ「論作文・面接編」です。

このシリーズは、過去約5年分くらいにさかのぼって、校種別に面接や論作文の形式だけでなく、出題された「質問」も掲載されています。

過去分をさかのぼることによって、受験する予定自治体で「質問されやすい形式や内容」を把握することができます。

各自治体別の「面接・論作文問題集」は下記のリンク先より入手することができます。

自治体

(都道府県)

試験科目
北海道
札幌市
面接・論作文
青森県 面接・論作文
岩手県 面接・論作文
宮城県
仙台市
面接・論作文
秋田県 面接・論作文
山形県 面接・論作文
福島県 面接・論作文
茨城県 面接・論作文
栃木県 面接・論作文
群馬県 面接・論作文
埼玉県
さいたま市
面接・論作文
千葉県
千葉市
面接・論作文
東京都 面接・論作文
神奈川県
横浜市
川崎市
相模原市
面接・論作文
新潟県
新潟市
面接・論作文
富山県 面接・論作文
石川県 面接・論作文
福井県 面接・論作文
山梨県 面接・論作文
岐阜県 面接・論作文
静岡県
静岡市
浜松市
面接・論作文
愛知県 面接・論作文
名古屋市 面接・論作文
三重県 面接・論作文
滋賀県 面接・論作文
京都府 面接・論作文
京都市 面接・論作文
大阪府
豊能地区
大阪市
堺市
面接・論作文
兵庫県 面接・論作文
神戸市 面接・論作文
奈良県 面接・論作文
和歌山県 面接・論作文
鳥取県 面接・論作文
島根県 面接・論作文
岡山県
岡山市
面接・論作文
広島県
広島市
面接・論作文
山口県 面接・論作文
香川県 面接・論作文
愛媛県 面接・論作文
高知県 面接・論作文
福岡県
福岡市
北九州市
面接・論作文
佐賀県 面接・論作文
長崎県 面接・論作文
熊本県
熊本市
面接・論作文
大分県 面接・論作文
宮崎県 面接・論作文
鹿児島県 面接・論作文
沖縄県 面接・論作文

よろしければご利用ください。

まとめ:教員採用試験の面接対策「よく聞かれる質問」については、シッカリと回答を準備しよう

教員採用試験の面接の回答例を考えよう

今回は、教員採用試験の面接試験を中心に「よく聞かれる質問」に対する回答を考える上でのポイントと、私だいぶつならどのような回答するかを「回答例」としてご紹介させていただきました。

あらゆる質問について回答を準備する必要はありませんが、一般的に言われる「頻出質問」については、予めどのような回答をするのかを準備しておくことをオススメします。

なぜなら、教員採用試験の面接でされる「頻出質問」は、受験者の教育観を問う勝負質問、つまり「合否を分ける質問」だからです。

冒頭でお伝えした以下のポイント

ポイント
  1. 質問に関する教育的背景や主旨を押さえて理解しておく
  2. 課題に対する取り組みや対応については現場目線の「現実論」で述べる

をシッカリ押さえて、教員採用試験の面接試験で評価されるみなさんの回答を準備してくださいね。

 

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教員採用試験「面接の心得」

【教員採用試験】面接で失敗しても合格フラグを立てる5つのコツ!

2019年2月2日
動画でおさらい!

▼本記事の内容を動画で学びたい方はこちら。

その① https://www.youtube.com/watch?v=IkW3lLw8Dz8&t=67s
その② https://www.youtube.com/watch?v=N8ZWRDulWEI&t=6s
その③ https://www.youtube.com/watch?v=3JawA9dC_rg&t=83s
その④ https://www.youtube.com/watch?v=3JawA9dC_rg&t=83s