教員採用試験「面接・集団討論対策」合格への近道!実戦練習のすすめ

教員採用試験の勉強法「面接・討論」

この記事では、教員採用面接の人物試験(個人面接・集団面接・集団討論)対策について、「実戦練習」の必要性と方法について紹介します。

自分の鏡を見ながら…または、動画サイトで面接練習動画を見ながら…といった個人練習ではなく、効果的に合格力を身に着ける実戦練習を行いましょう。

 教員採用試験「面接・討論対策」に実戦練習は不可欠

教員採用試験の面接試験対策は実戦練習が不可欠

面接や集団討論の対策に実戦練習は欠かせません。

面接ノートを完璧に作成して、すべてを暗記していても面接や集団討論で合格する力をつけることはできません。実戦練習が必要です。

なぜなら面接ノートの作成などの準備や暗記は質問に対する回答のインプット作業でしかないからです。

本番ではインプットしたものをアウトプットすることが大切であり、その練習がまさに「実戦練習」なのです。

教員採用試験の面接や集団討論の本番で、どのような場面であっても適切なタイミングで適切な長さに編集しながらアウトプットできるようにしなければなりません。

そのためには、何度も実戦さながらの練習…つまり「実戦練習」を積むことが大切なのです。

 

また、普段から他人とコミュニケーションを取ることが得意であっても実戦練習は必要です。

コミュニケーションに自信のある人でも、面接や集団討論の実戦練習を行ってみると、意外と上手くいかないことに気づくはずです。

 教員採用試験「面接・討論対策」実戦練習の形式

教員採用試験の面接・集団討論の実戦練習にもイロイロある

実戦練習にもさまざまな形式があります。

大きく分けて下記の3つがありますが、それぞれの特徴を理解して効果的に実力をつけましょう。

実戦練習の形式
  • 受験指導のプロとの実戦練習
  • 受験仲間との実戦練習
  • 動画サイトなどを活用した個人練習

受験指導のプロとの実戦練習

教員採用試験の面接・集団討論の実戦練習にプロの指導は絶対に必要

面接や討論の指導に長けた「受験指導のプロ」による指導を受けられる環境で実戦練習を行うのは効果抜群です。

プロの講師は面接官役として、時代の流れを意識した本番さながらの質問ができるだけでなく、練習後は受験生に対して厳しく正確な指導ができるからです。

プロの講師と実戦練習を行うのは基本的に有料なので、何度も受けるのは難しいです。

しかし、チャンスがあれば遠慮せずにお金を出し惜しみせずに受けるべきです。

 

受験仲間との実戦練習

教員採用試験の面接・集団討論の仲間との実戦練習は数をこなすうえでとても大切

実戦練習は「質」も大切ですが「量」をこなすことも大切です。

有料でチャンスの少ない「受験指導のプロ」による指導だけで「量」をこなすのは現実的に不可能です。

そこで、不足する「実戦練習の量」は受験仲間と行う実戦練習でカバーしましょう。

受験仲間との実戦練習は、質は望めなくても時間と場所さえあれば何度でも練習することができるのでオススメです。

 

しかし、受験仲間で実戦練習を行う際には気を付けたいことがあります。

それは、受験仲間の返答内容に関してお互いに評価をしたり指摘し合ったりするコトはできるだけ避けることです。

受験仲間は素人です。どう考えてもNGな返答の場合や、手クセ足クセ口グセなど、素人でも分かる指摘にとどめるべきです。

受験仲間での実戦練習は、場数を踏むことに集中しましょう。

 

受験仲間との実戦練習は、場所の確保が難しいところです。

貸し会議室、大学や予備校の空き教室、カラオケボックスあたりが理想的です。喫茶店、ファーストフード店などで行う場合は周囲や営業のジャマにならないよう気をつけましょう。

 

動画サイトなどを活用した個人練習

教員採用試験の面接・集団討論の練習に個人練習も役には立つが最高の練習ではない

個人練習は基本的に実戦練習とは言えません

なぜなら、面接や討論の実戦練習は相手がいる予測不可能な状況で練習することに意味があるからです。

ひとり二役で練習をしたところで、暗唱と大差ありません。

面接の実戦練習ができるYouTubeなどの動画サイトもあります。

基本的な質問に特定の時間内に答える練習としては有効です。ひとり二役でやるよりは練習になりますが、十分ではありません。

必ず他人との協力の下で実戦練習する機会を持ちましょう。

「面接・集団討論」の実戦練習は場数の分だけ合格率がアップする

教員採用試験の面接・集団討論の実戦練習は数をこなしただけ上達する

実戦練習は踏んだ場数の分だけ成長し、合格率がアップすると考えましょう。

1回でも多く練習することをお勧めします。回数を重ねて様々なパターンでのアウトプットを経験しましょう。2~3回では気休めに過ぎないと考えてください。

ちなみに、筆者は少なくとも30回は実戦練習を行いました。

最初の20回くらいは失敗の連続でしたが、徐々に要領を得て上手く立ち回れるようになり、自信を持って本番に臨むことができました。

「面接・集団討論」の実戦練習は遠征での練習試合を組もう

教員採用試験の面接・集団討論の実戦練習は慣れない環境で行う遠征試合も有効

特に、教採予備校や個人塾などで特定のメンバーと実戦練習を行っている受験生は、遠征での練習試合をする機会を持ちましょう。

「遠征での練習試合」とは、普段の実戦練習とは違うメンバーや違う指導者と実戦練習を行うことです

試験当日は不特定の受験生や面接官と相対します。

実戦練習はどうしても、お馴染みのメンバーや面接官での練習になってしまうので、遠征での練習試合を行うことで本番さながらの実戦力を高めることができます。

1回きりかつプロの指導を受けられる遠征試合としては、協同出版社や時事通信社などが行っている単発の「有料面接講座」がオススメです。

SNS経由で行われている面接練習などに単発で参加するのも良いでしょう。