教員採用試験で出題される教職教養に関する資料を穴埋め形式で学習できるよう、まとめました。
ここでは
生徒指導提要
に関する問題を掲載しており、具体的には以下の内容を問題にしています。
- 生徒指導の実践上の視点
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チェック教材の代わりにしてください。
同タイプの「時事問題編」をご利用になりたい方はコチラの記事をご覧ください。
穴埋め問題 ~文科省「生徒指導提要」より~
文部科学省「生徒指導提要」の全文はコチラ。
以下、出題される可能性の高い部分の穴埋め問題です。
生徒指導の実践上の視点
児童生徒の[ 自己指導能力 ]の獲得を支える生徒指導では、多様な[ 教育活動 ]を通して、児童生徒が[ 主体的 ]に[ 課題に挑戦してみる ]ことや多様な他者と[ 協働 ]して[ 創意工夫 ]することの重要性等を実感することが大切です。以下に、その際に留意する実践上の視点を示します。
(1) [ 自己存在感 ]の感受
児童生徒の教育活動の大半は、集団一斉型か小集団型で展開されます。そのため、集団に個が埋没してしまう危険性があります。そうならないようにするには、学校生活のあらゆる場面で、「自分も一人の人間として大切にされている」という[ 自己存在感 ]を、児童生徒が実感することが大切です。また、ありのままの自分を肯定的に捉える[ 自己肯定感 ]や、他者のために役立った、認められたという[ 自己有用感 ]を育むことも極めて重要です。
(2) [ 共感 ]的な[ 人間関係 ]の育成
学級経営・ホームルーム経営(以下「学級・ホームルーム経営」という。)の焦点は、教職員と児童生徒、児童生徒同士の選択できない出会いから始まる生活集団を、どのようにして[ 認め ]合い・[ 励まし ]合い・[ 支え ]合える学習集団に変えていくのかということに置かれます。[ 失敗 ]を恐れない、[ 間違い ]や[ できない ]ことを笑わない、むしろ、[ なぜそう思った ]のか、[ どうすればできるようになる ]のかを皆で考える[ 支持 ]的で[ 創造 ]的な学級・ホームルームづくりが生徒指導の土台となります。そのためには、[ 自他の個性 ]を尊重し、[ 相手の立場に立って ]考え、行動できる[ 相互扶助 ]的で[ 共感 ]的な人間関係をいかに早期に創りあげるかが重要となります。
(3)[ 自己決定の場 ]の提供
児童生徒が自己指導能力を獲得するには、授業場面で自らの意見を述べる、観察・実験・調べ学習等を通じて自己の仮説を検証してレポートする等、自ら[ 考え ]、[ 選択 ]し、[ 決定 ]する、あるいは[ 発表 ]する、[ 制作 ]する等の[ 体験 ]が何より重要です。児童生徒の[ 自己決定 ]の場を広げていくために、学習指導要領が示す「[主体的・対話的で深い学び ]」の実現に向けた[ 授業 ]改善を進めていくことが求められます。
(4)[ 安全・安心な風土 ]の醸成
児童生徒一人一人が、[ 個性的な存在 ]として尊重され、学級・ホームルームで[ 安全 ]かつ[ 安心 ]して教育を受けられるように配慮する必要があります。他者の[ 人格 ]や[ 人権 ]をおとしめる言動、いじめ、暴力行為などは、決して許されるものではありません。お互いの[ 個性 ]や[ 多様性 ]を認め合い、[ 安心して授業や学校生活が送れる ]ような風土を、教職員の支援の下で、[ 児童生徒自ら ]がつくり上げるようにすることが大切です。そのためには、教職員による児童生徒への[ 配慮 ]に欠けた[ 言動 ]、[ 暴言 ]や[ 体罰 ]等が許されないことは言うまでもありません。
はぜひご利用ください。