【教員採用試験】教職教養穴埋め問題集「教員に求められる資質能力」~中央教育審議会答申より~

教採対策問題集教職教養編~教員に求められる資質能力~アイキャッチ 教職教養問題集

教員採用試験で出題される教職教養に関する資料を穴埋め形式で学習できるよう、まとめました。

だいぶつ
  • 教員採用試験「教職教養対策」のスタートとしてウォーミングアップしたい方
  • 直前期・試験当日など、忙しい中でのスキマ時間に「教職教養」の出題ポイントをチェクしたい方
  • 何となくでこの記事にたどり着いた方など・・・

はぜひご利用ください。

ここでは

教員採用試験で出題される「学習指導要領」

教員に求められる資質能力

に関する問題を掲載しており、具体的には以下の内容を問題にしています。

  • 中央教育審議会答申「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について」より
  • 中教審答申「今後の教員養成・免許制度の在り方について」より

この分野は教職教養試験だけではなく、面接や論作文でも大切になるポイントなので、覚えること以上に理解することに注力することをお勧めします。

 

重要なポイントは赤字にしているので、赤シートをスマホやタブレットの上にかぶせると消えます。

チェック教材の代わりにしてください。

同じタイプの「時事問題編」をご利用になりたい方はコチラの記事をご覧ください。

出題される時事ニュースアイキャッチ画像

【2024年】教員採用試験で出る!時事問題12選+略語&用語!~穴埋め問題あり~



 

中教審答申「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について」より

中央教育審議会答申「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について」 の全文はコチラ

以下、出題される可能性の高い部分の穴埋め問題です。

 

これからの時代の教員に求められる資質能力

これまで教員として不易とされてきた資質能力に加え,( 自律的 )に学ぶ姿勢を持ち, 時代の変化や自らの( キャリアステージ )に応じて求められる資質能力を( 生涯 )にわたって高めていくことのできる力や,( 情報 )を適切に収集し,選択し,( 活用 )する能力や知識を有機的に結びつけ( 構造化 )する力などが必要である。

アクティブ・ラーニング の視点からの授業改善,( 道徳教育 )の充実,小学校における外国語教育 の早期化・教科化,( ICT )の活用,( 発達障害 )を含む特別な支援を必要とする児童生徒等への対応などの新たな課題に対応できる力量を高めることが必要である。

「 チーム学校 」の考えの下,多様な専門性を持つ人材と効果的に連携・分担し,( 組織的 )・( 協働的 )に諸課題の解決に取り組む力の醸成が必要である。

 

教員が備えるべき資質能力については,例えば( 使命感 )や責任感,( 教育的愛情 ) ,教科や教職に関する専門的知識,実践的指導力 ,( 総合的人間力 ),( コミュニケーション能力 ) 等がこれまでの答申等においても繰り返し提言されてきたところである。これら教員として不易の資質能力は引き続き教員に求められる。

 

今後,改めて教員が( 高度専門職業人 )として認識されるために,( 学び続ける )教員像の確立が強く求められる。このため,これからの教員には,( 自律的 )に学ぶ姿勢を持ち,時代の変化や自らの( キャリアステージ )に応じて求められる資質能力を,( 生涯 )にわたって高めていくことのできる力も必要とされる。

また,変化の激しい社会を生き抜いていける人材を育成していくためには,教員自身が時代や社会, ( 環境 )の変化を的確につかみ取り,その時々の状況に応じた適切な( 学び )を提供していくことが求められることから,教員は,常に( 探究心 )や( 学び続ける意識 )を持つこととともに,( 情報 )を適切に収集し,選択し,活用する能力や知識を有機的に結びつけ( 構造化 ) する力を身に付けることが求められる。

さらに,子供たち一人一人がそれぞれの( 夢や目標 )の実現に向けて,自らの人生を切り開くことができるよう,これからの時代に生きる子供たちをどう育成すべきかについての目標を組織として ( 共有 )し,その育成のために確固たる( 信念 )をもって取り組んでいく姿勢が必要である。

 

一方,学校を取り巻く課題は極めて多種多様である。いじめ・不登校などの( 生徒指導 )上の課題や貧困・( 児童虐待 )などの課題を抱えた家庭への対応,( キャリア教育 )・進路指導への対応,保護者や地域との( 協力関係 )の構築など,従来指摘されている課題に加え,さきに述べた新しい時代に必要な資質能力の育成,そのための( アクティブ・ラーニング )の視点からの授業改善や( 道徳教育 )の充実,小学校における外国語教育の早期化・教科化,( ICT の活用 ),( インクルーシブ )教育システムの構築の理念を踏まえた,( 発達障害 )を含む特別な支援を必要とする児童生徒等への対応,( 学校安全 )への対応,幼小接続をはじめとした( 学校間連携 )等への対応など,新たな教育課題も枚挙にいとまがなく,一人の教員がかつてのように,得意科目などについて学校現場で問われる高度な( 専門性 )を持ちつつ,これら全ての課題に対応することが困難であることも事実である。

そのため,教員が上記のように新たな課題等に対応できる力量を高めていくのみならず,「 ( チーム学校 ) 」の考え方の下,教員は多様な( 専門性 )を持つ人材と効果的に( 連携 )・分担し,教員とこれらの者がチームとして組織的に諸課題に対応するとともに,( 保護者 )や地域の力を( 学校運営 )に生かしていくことも必要である。このため教員は,( 校内研修 ) ,校外研修など様々な研修の機会を活用したり( 自主的 )な学習を積み重ねたりしながら,( 学校作り )のチームの一員として組織的・( 協働的 )に諸課題の解決のために取り組む( 専門的 )な力についても醸成していくことが求められる。

 

 

中教審答申「今後の教員養成・免許制度の在り方について」より

中央教育審議会答申「今後の教員養成・免許制度の在り方について」 の全文はコチラ

以下、出題される可能性のある「教員に求められる資質能力」に関する部分の穴埋め問題です。

 

これからの社会と教員に求められる資質能力

社会の大きな変動に対応しつつ、国民の学校教育に対する期待に応えるためには、教育活動の直接の担い手である教員に対する揺るぎない信頼を確立し、国際的にも教員の資質能力がより一層高いものとなるようにすることが極めて重要である。

教員に求められる資質能力については(中略)いつの時代にも求められる資質能力と、変化の激しい時代にあって、子どもたちに〔生きる力〕を育む観点から、今後特に求められる資質能力等について、それぞれ以下のように示している。

①いつの時代にも求められる資質能力
教育者としての( 使命感 )、人間の( 成長 )・( 発達 )についての深い理解、幼児・児童・生徒に対する( 教育的愛情 )、教科等に関する( 専門的知識 )、広く豊かな( 教 )、これらを基盤とした( 実践的指導力 )等

②今後特に求められる資質能力
( 地球的視野 )に立って行動するための資質能力(地球、国家、人間等に関する適切な理解、豊かな人間性、国際社会で必要とされる基本的資質能力)、( 変化の時代 )を生きる社会人に求められる資質能力(( 課題探求 )能力等に関わるもの、人間関係に関わるもの、( 社会の変化 )に適応するための知識及び技術)、教員の職務から必然的に求められる資質能力(幼児・児童・生徒や( 教育の在り方 )に関する適切な理解、教職に対する( 愛着 )、( 誇り )、( 一体感 )、教科指導、生徒指導等のための知識、技能及び態度)

③得意分野を持つ個性豊かな教員
画一的な教員像を求めることは避け、生涯にわたり( 資質能力の向上 )を図るという前提に立って、全教員に共通に求められる基礎的・基本的な資質能力を確保するとともに、積極的に各人の( 得意分野づくり )や( 個性の伸長 )を図ることが大切であること

 

また、平成17年10月の本審議会の答申「新しい時代の義務教育を創造する」においては、優れた教師の条件について、大きく集約すると以下の3つの要素が重要であるとしている。

①教職に対する強い( 情熱 )
教師の仕事に対する使命感や誇り、子どもに対する愛情や責任感など

②教育の専門家としての確かな( 力量 )
子ども理解力、児童・生徒指導力、集団指導の力、学級づくりの力、学習指導・授業づくりの力、教材解釈の力など

③総合的な( 人間力 )
豊かな人間性や社会性、常識と教養、礼儀作法をはじめ対人関係能力、コミュニケーション能力などの人格的資質、教職員全体と同僚として協力していくこと

 

これらの答申の文言や具体的な例示には若干の違いはあるものの、これからの社会の進展や、国民の学校教育に対する期待等を考えた時、これらの答申で示した基本的な考え方は、今後とも尊重していくことが適当である。むしろ、変化の激しい時代だからこそ、変化に適切に対応した教育活動を行っていく上で、これらの資質能力を確実に身に付けることの重要性が高まっているものと考える。

また、教職は、日々変化する子どもの教育に携わり、( 子どもの可能性 )を開く創造的な職業であり、このため、教員には、常に( 研究 )と( 修養 )に努め、( 専門性 )の向上を図ることが求められている。教員を取り巻く社会状況が急速に変化し、学校教育が抱える課題も複雑・多様化する現在、教員には、不断に( 最新 )の( 専門的知識 )や( 指導技術等 )を身に付けていくことが重要となっており、「( 学びの精神 )」がこれまで以上に強く求められている。